35歳〜40歳くらいで、燃え尽きを経験されてカウンセリングを受ける方は少なくありません。
そんな方たちのお話を聞いていると「気合いでなんとかしてきた!」なんですよ。
20代前半を勢いで頑張ってきたのなら分かるのですが。
話を詳しく聞いていくと10代の頃から、なんなら小学校の時から「気合いでなんとかしてきた!」と、気合い歴が20年近くの猛者ばっかりなんですよね。
まぁ、人生気合が必要な時ももちろんありますよね。
「気合い入れて大掃除をする!」
「気合いで明日までに仕事を終わらせる!」
物理的な仕事や作業にはある程度気合いで乗り越えられるものがあります。
でも、心理的な負荷を「気合いのみ」で切り抜けていると、知らぬ間に落とし穴にハマったように、前に進む足を一歩踏み出せなくなることがあります。
精神的な負荷は借金のように繰り越されて、利息がついて、気付いたら、信じられない大きさに膨れていきます。
乗り越えたように思えて、ただ後回しにして、ツケ払いになっているわけですね。
体力的に無理が効く年齢までは、なんとか頑張れるんですけどね。
いつしか体力的に余裕がなくなった時に、ガクッとそれまでの負債がのしかかってきます。
ちゃんと弱音を吐いて、しっかり休む
世の中には「気合が足りん!」とか言われることもあるじゃないですか?
だから、「もっと頑張らなきゃいけない!」と呪文を唱えて、無理をしてしまいますよね。
でも、頑張り続けられる人は、ちゃんと自分の弱さを見せる場所と時間を作ってます。
それがあるから気合いで乗り越えた後に、精神的な回復タイムがあるんですよね。
そこもセット本当は伝えられるべきなんですよね。
「気合いで乗り越えろ!でも、ちゃんと弱音を吐いて、しっかり休め!」と。
気合いの身の一本槍では人生というRPGゲームは限界が訪れます。
たった一本の武器を持って、回復薬も、サポート呪文もないままに、ボスに挑み続けるようなものですからね。
人生を投げ出す前に
「弱音を吐く=弱い」わけではありません。
この誤解は解いておきましょうね。
時にはリーダー的なポジションで、周りのチームの前で弱音を吐けないかも知れません。
そんな風に場所や時を選ぶ必要はありますが、だからと言って、いつまでも自分ひとりで抱えなくていいんですよね。
カウンセリングもそんな自分の気持ちを吐き出せる場所の一つです。
僕がアドバイスすることもありますが、自分の気持ちを吐き出せることで、少しずつ心が楽になっていき、前に進む力が出てくるケースも多くあります。
今まではひとりで抱えて、無理して気合いで頑張ってきたのが。
僕と分かち合うことで、無理なく借金することもなくて、前に進むことができるのです。
多くの人が「こんな悩みですいません」と、自分の気持ちを話すことに躊躇うことがあります。でも、何も考えずに吐き出していいんですよね。
この世界にはひとりで抱えたままでは「もう頑張れない!」と、すべてを投げ出したくなることもあります。
自分の人生を投げ出す前に、「弱音を吐いてはいけない!」そのルールを投げ出してしまいましょう!
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