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死別の悲しみを癒すことは、忘れることでも、さよならすることでもない

大切な家族や友人を亡くすことはすぐに受け入れられることではありません。

それが突然の別れならば動揺はさらに強くなるかもしれません。

喪失の悲しみを癒すとは、どうゆうことなのでしょうか。

簡単で便利な意味だけを汲み取ってしまえば、その悲しみが消えてなくなることかもしれません。

でも、心はそんなに単純で便利なものではありません。

「悲しみや寂しさを忘れて生きていく」というよりも、「悲しみや寂しさを共に生きていく」といった方がしっくりとくるようなに思います。

私たちは大切な人を失った時に、ぽっかりと心に穴が空いてしまいます。

時には仕事にも手がつくかなくなるかもしれません。反対に仕事に集中することで心の穴を意識しないようにするかもしれません。

その穴を覗けばどこまでも悲しみや寂しさ、後悔が溢れてくるような。

悲しみを癒すとは、その穴を埋めてしまうことではなくて、「その穴を共に生きていくことを受け入れていく」その準備をすることなのかもしれません。

ゴツゴツとして大きな石が雨や風で少しずつ削られて角が丸くなっていくように、心に空いた穴も時間と共に少しずつ形を変えていきます。

その変化と共に、そこにあるのは悲しみや寂しさだけではないことを思い出していきます。だから、さよならではなくて、共に生きられるようになっていきます。

すごく感覚的な話になってしまいましたね。

この心の変化を自身の体験を基に分かりやすい文章にしてくれたカウンセラーがいます。

時にカウンセラーの言葉で喪失を語り、時に揺れる自身の心の動きを赤裸々に書いてます。

ぜひ、このnoteを読んでみてください。

<死別の悲しみと向き合う~グリーフケア~>

https://note.com/chanmannel/n/n97b5a0af818d

<全ての感情が、正解であり守られるべきもの。-亡き父が教えてくれたこと->

https://note.com/chanmannel/n/nd441a69c74f8

彼女の文章を読んでいると、揺れながらも大切な人との別れを受け止めていく、その心の動きが伝わってきます。

すぐに納得できることではないし、簡単に割り切れるものじゃない。

日々、天気が変わっていくように、私たちの心も毎日様子を変えていきます。

それでいいんですよね。きっと。

今後開催のイベント

4月29日(火・祝日) 10:00〜

ヤドカリの会 〜使命を生きる〜

(過去開催の感想はこちら)

5月13日(火) 19:30〜

Talk Session 〜セックスと孤独〜

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