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「なんで私からばっかり、、、」とパートナーシップで悩んだら読む記事

「なんで私からばかりしないと、、、」

夫婦関係やパートナーシップの相談になると、この言葉が出てくることがあります。

「愛すること」「与えること」「言葉にして伝えること」

どんな言い方でもいいんですけどね。

これまで上手くいってない関係を改善するためには、自らアクションを起こす必要があります。

そのアクションを起こす時に脳内で再生される言葉が「なんで私からばかりしないと、、、。」です。

相手の為に何かすることが我慢や犠牲のように感じられるわけですね。

相反する気持ちがあっても大丈夫

2人の関係性を改善したいのに、なぜこのような気持ちが出てくるのでしょうか?

まぁ、こんな気持ちが出てくるのも自然なことでもあるんですよね。

人はよくわるくも環境や関係が変化することに、抵抗する心理がありますからね。その抵抗から自ら積極的に動くことにブレーキをかけている場合があります。

「転職したいけど、転職活動するのがめんどくさい、、、、」みたいにね。

「早く寝たいけど、もう一話だけアニメ観てからにしようかな」とかね。

だから、相反する気持ちがあっても大丈夫なんです。それが自然なことですからね。

心も体も疲れすぎている場合

また、精神的にも、身体的にも疲れている場合もあります。

「早くご飯食べたいけど、今から作るのもめんどし、ウーバーで探すのもだるい」みたいにね。

早くご飯を食べた方がいいのは分かっているけど、疲れすぎて頭も、身体も動くことができない。

「どうしようかな」と考えている間に時間だけが過ぎていく。

これもあるあるですよね。

しばらくダラダラと過ごしている間に「もういいかげん食べよう!」と動き出すかもしれません。それはダラダラしている間に、エネルギーを回復しているわけです。

「なんで私ばかり、、、」と思った時は、それくらい心身的に疲れているのかもしれません。

依存のポジションへの執着

さて、ここからが今回の肝であります。

「なんで私ばかり、、、」が強く出ている場合は、依存のポジションに執着していることがあります。

「与える喜びを選択できない」とも言い換えることができるかもしれません。

自分から相手に何かをすることは義務や犠牲に感じられるかもしれません。

でも、本来、自ら何か働きかけることで相手をポジティヴな気持ちにさせることは喜びでもあります。

私たちは他者に何かを与えられることで、自分の存在価値を受け取れますからね。

泣いている赤ちゃんを、おもちゃを使って笑顔にできたら嬉しい。

困っている人の助けになれたら嬉しい。

こんな風に何か影響を与えられることで、喜びを感じていきます。

でも、それができない状態を依存のポジションにいると言います。

与える喜びを選べていない状態ですね。

それは「与えるよりも与えてほしい!」というニーズでもあるんですよね。

これは悪いことではありません。でも、そのポジションにこだわり続けると関係性は悪化していく可能性が大きくなります。

相手も同じように「与えてほしい!」となれば、お互いの間で何もいい循環が生まれずに、停止した状態になりますからね。

依存は楽だけどしんどい

依存のポジションはある意味楽なんですよね。

与えられる側にいるわけですから。何もしなくても、ご飯が出てくる感じです。

でも、自分でご飯を用意することができないので、相手がご飯を作ってくれなければ、そこに不平不満が生まれていきます。

「母ちゃん!まだ飯できてねぇの!?」と反抗期の子供が母親に文句を言えるのも、実は依存のポジションにいるからです。

依存のポジションにいることは楽だけど、相手の行動によって、自らの気分が振り回されやすいわけです。

「相手のせいで!」はダミー!?

依存のポジションは楽だけど、感情的に振り回されます。

感情がアップダウンしているのに、相手は「普通にしてそう」で、そこにイライラすることもあるかもしれませんね。

依存から一歩抜け出して「与える喜びを選択」できればいいですけどね。

でも、それができないわけで。

頭の中では

「あんなやつになんで私が、、、」

「相手が態度を変えてくれたら、、、」

「向こうから歩み寄ってくれたら、、、」

と、与えることができない理由を相手のせいにするかもしれません。

でも、それはダミーな可能性があります。

依存の裏に隠れている自己嫌悪

例えば、誕生日プレゼントも「相手が喜んでくれる!」と分かっていた方が渡しやすいですよね。

相手が喜んでくれるのか?不安だと、渡すことに躊躇してしまいます。

与える喜びを選択する時も同じなんですよね。

「〇〇したら喜んでくれる!」と思えている時は抵抗なく行動に移せます。

でも、「こんな私がしても喜んでくれるわけない!」と思っていたら、行動に移すことができません。

そこに自己嫌悪や自己否定が隠れているのです。

こんな私は愛されるはずはない!」

彼はきっと愛想を尽かしているはず」

「もう誰も愛してくれない!」

こんな風に考えている時は、「与える喜び」を選択できません。

「なんで私ばかり、、、」はチャンス!

でも「なんで私ばかり、、、」と思っている時は、隠していた自己嫌悪を癒すチャンスなんですよね。

与えることに抵抗がある時ほど、実はその自己嫌悪が強い場合があります。

相手への不平不満がたくさん出てくる時ほど、ひどく自分を嫌っている可能性があります。

心の奥底で自分を否定する原因を取り除くことで、心が楽になるし、パートナーシップにもいい影響が出ます。

人生がガラッと変わるチャンスなんですよね。

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