怒りや悔しさってそんなに悪いものじゃないんですよね。
自分の本当の気持ちややりたいことを教えてくれる。
不純物を取り除く炎のようなもので。
でも、そこは炎なので取り扱い注意な部分もあって。
扱い方を間違えれば未来も、自分も燃やしてしまう。
「この怒りは何を教えてくれているんだろう?」と、その炎に翻弄されないように自問し続けることが大切です。
薪をくべて、炎をむやみやたらに大きくすることがあります。
核となって燃え上がる中心が見えなくてなって、炎に翻弄されます。
「この怒りは何を教えてくれているんだろう?」
その問いが燃え上がる炎の核を捉えて、そこに隠れているメッセージを見つけるきっかけになります。
また、怒りを否定して抑圧してしまうと、自分が何をしたいか分からなくなることがあります。
大きな壺の中に、炎を隠すことはできるのですが、それでば炎の核を見ることができません。
怒りは誰かに(自分も含めて)ぶつけるものでも、押さえ込むものでもなくて、ただ見つめるものかもしれません。
余計な情報をシャットダウンして、森の中で焚き火を見るように、自分の中にある炎を見つめてみる。
その時間こそが、自分と向き合う時間として求めていたかもしれない。
また、炎を見つめることで、何か思うことや気づくことがあるかもしれない。
怒りや悔しさは、未来や自分を照らす炎です。
怖がって目を背ければ、また、乱暴に炎を大きくすれば、大切なものが見えなくなる。
この世に何一つ不要な感情がないとしたら、怒りや悔しさが教えてくれるものがきっとたくさんあるはずです。
桑野量の予約状況やカウンセリングのご利用は以下のボタンよりご確認ください。