才能はどこから見るか？
短所と長所はコインの裏表と言われることがあって、「どの視点から見るか？」によって変わっていきます。
せっかちな人は急ぎすぎることを短所に思うかもしれませんが、
見方を変えれば早めに行動、準備が出来ると見れば長所にもなっていきます。
ナイフは人は傷付けることもできれば、
果物をカットするためにも使うことが出来ます。
僕も「繊細すぎる」と人からよく言われていたので、
繊細すぎることは生きるには短所を思ってました。
弱点だと思って、
必死に強くなろうとしたし、強い自分を演じてました。
しかし、
「繊細さ」は短所でも弱点でもなくて、素質なんですよね。
今では自分のその素質をカウンセラーとして役に立てています。
クライアントさんの繊細な感情の揺れ動きをキャッチするために、
「繊細」な自分でよかったと思ってます。
カウンセラーとして駆け出しの頃は
上手くキャッチできることばかりではありませんから、
「もっと繊細になれたらいいのに！」と思うようなこともありました。
繊細さが弱点だと思って、生きていくために「もっと強くなれたらいいのに！」と思っていた僕が「もっと繊細になれたらいいのに！」と思うようになるとは不思議なものです。
ルールは活きる場所によって違う
私たちは自分の才能を使って自分を責めてしまうことがあります。
才能の使い方、活かす場所こそ見つけていく必要はありますが、その才能自体はネガティヴなものと決めつける必要はありません。
逆に言えば、人からダメ出しをされても、「その人にとってはそこがマイナスに思えるんだな〜」と割り切っていいかもしれません。
それぞれ価値や見方が変わりますし、才能の使い方も一通りではありませんからね。
人生を変えたいと思って、なかなか上手く行かない時は、
実はこの才能を短所と思って封じ込めてしまっていることがあります。
「君の〇〇なところは社会では通用しないよ！」
「〇〇できるようにならなきゃお金は稼げないよ！」
「〇〇すら出来ないなら幸せになられないよ」
「お前は〇〇しすぎることがあるから、俺がいないとダメだな」
大人になる過程のいろいろな場面で、このような言葉を言われて、
才能の扉に鍵をしたかもしれません。
確かに学校では朝起きられなかったら、
「朝起きられないようでは、社会では生きていけないよ！」と
学校に合わせたルールに縛られてしまうかもしれません。
しかし、
大人になれば、夜に働いている人もいれば、
朝から晩まで働いている人ばかりではありません。
呪いを手放して幸せを手にする。
また、恋愛でも同じようなことがあります。
前付き合った人に
「君の〇〇なところが嫌なんだよね！」と言われて以来、
その言葉が呪いになっていることがあります。
でも、その人は嫌に思ったかもしれませんが、
「他の人はどのように思うか？」それぞれ違うのです。
ある女性が「君は何でもズケズケと言うから一緒にいて疲れるんだよね」と
元カレに言われたことが呪いになっていました。
それが原因で、自分を表現することにブロックをかけてしまいました。
しかし、
その呪いを解いていくことで、
「君は気持ちをすぐに言葉にしてくれるから嬉しいよ」
と言ってれる男性と巡り会えることが出来ました。
自分の才能を短所と思い込んでいると、
その素敵な男性にも出会えなかったかもしれません。
呪いの言葉にさよならしていく
人生を変えるにはタブーにチャレンジしようと言われます。
それは今までのやり方をガラッと変えて、新しい自分の扉を開くことでもあります。
あなたが蓋をしてしまった才能を開くチャンスでもあります。
自分の才能にダメ出しをしていませんか？
性格や才能の受け取り方を変えるだけ人生が変わっていくことがあります。
もし、あなたの才能を閉じ込める呪い言葉があるとすれば、
それを紙に書き出して、手を合わせて（お疲れ様でしたと出来ればお祈りをして）ビリビリと破ってしまいましょう！
焚き火に入れて供養してもいいです。
年末に神社で一年使ったお守りを燃やすことがありますよね。
そのように今まで縛られきた呪いの言葉も供養していきましょう。
手を合わせてお祈りするのは、
その呪いの言葉に悪意がないことがあるからです。
相手は100%善意のつもりで言ったとしても、それが呪いの言葉となり足枷になってしまうことがあるからです。
呪いの言葉も紙に書いてしまえば、ただの言葉です。
しかし、私たちはその言葉に相手との関係性やその時の心境など、
たくさんのものを貼り付けて、その言葉を巨大なものにしてしまいます。
そこに痛みや悲しみがあるかもしれません。
いつしかその呪いの言葉は巨大なエネルギーに膨れ上がって人生をコントロールされてしまいます。
呪いの言葉を解くことは、
その言葉に貼り付けた悲しみや痛みでいつまでも自分を傷付けないことです。
自分の才能を閉じ込める呪いの言葉からも、その痛みからも自由になっていいのです。
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