ライフ

自分の気持ちを紙に書き出す時のポイント

自分の心と向き合っていく時に気持ちを紙に書き出していくことは、心の整理にも感情のデトックスにもなります。

ただ「いざ書こう!」と思っても、なんだかめんどくさくなることも、何を書いてもいいか分からなくなることもあると思います。

今日は自分の気持ちを紙に書き出していく時のポイントについて書いていきます。

自分に合ったやり方が見つかっているのならば、そのやり方で大丈夫です。
実際に紙に書き出してみてもどうしていいか分からなかった方は参考にしてみてくださいね。

タイプ別にやり方はちょっと違ってきます。

(1) 思考優位のタイプ

普段から感情で動くというよりも状況を分析して頭で動くというタイプですね。

感情に蓋をして思考を働かせているという面では「自立」しています。

この思考優位のタイプの方は気持ちを紙に書き出す時は、あまり整理しなくてありのままを書き殴った方が効果的な場合があります。

「きちんとした文章を書こう!」
「ちゃんと整理しよう!」

という意識が強いと感情に蓋をしたままなのでノートの前でも「お利口さん」をしてしまいます。

ちゃんと整理したい気持ちは大事ですが、感情に蓋をしたままでは整理もデトックスも出来ていなくて、自分を罰する反省会みたいになってしまいます。

もしくは、もっと自分を頑張らせるような鞭を打ち付けてしまいます。

時間を区切ってやってみる

オススメは時間を区切ってノートに向き合うことです。

「5分で思いつく限りの感情を書き出してみる」などのルールを決めて取り組んでみましょう。

このやろう!!
ムカつく!
くそ!

と短い言葉になってしまうかもしれませんが、心にある感情をそのままストレートに吐き出すことが何よりも大切です。それがネガティヴな言葉でも、ポジティヴな言葉でもかまいません。

「お利口さん」や「外行きの仮面」を外した状態で自分の気持ちを吐き出すことです。
それらの仮面が悪いわけではありませんが、それらで抑圧していた気持ちを吐き出すことで心のバランスを取れるようになっていきます。

(2)感情優位のタイプ

感情優位のタイプは普段から感情を感じることが出来ます。 ただ、その感情に振り回されてしまうことも多くて、気付いたら同じ考えがぐるぐるとしてしまいます。

これは考えているというよりも、その感情を感じるためにわざわざナガティヴな予測や考えをしてしまっていることでもあるんですよね。 

「悲しい」気持ちを感じるために、「悲しい」と思えるような考え方を集めてしまうのです。

これは無意識にやってしまうものです。

頭ではその感情から抜け出したいと思っていても、無意識がその感情に浸ろうをしてしまいます。

このタイプの方は感情を書き出してもいいのですが、よりネガティヴな気持ちを増幅させてしまうこともあります。

客観的な状況を書いてみる

感情を短い言葉で書き出すよりも、その感情を感じた時の状況や場面を客観的に書いてみてください。

感情ばかりにフォーカスしてしまうと何度もその感情を塗り直して割増してしまいます。

客観的な文章にしてみることで、その感情から抜け出して過去の事実を見直すことが出来ます。あえて感情を書き出さないことで、自分の気持ちが整理していけることがあります。

客観的に文章にすることは感情に振り回されない練習になります。

以上、簡単にやり方を2つ紹介しました。

どちらのやり方も試して自分にはどっちが合うか決めてもらっても大丈夫です。

タイミングや状況によってもしっくりくるやり方を変わってきます。

桑野量の予約状況やカウンセリングのご利用は以下のボタンよりご確認ください。

最新予約状況

カウンセリングについて