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ネガティヴな感情を手放せないことを責めなくてもいい

ネガティヴな感情にもメリットがある?

心の中にある感情(怒り、寂しさ、無価値感、罪悪感、、、)
それらも手放したいと思っていても、なかなか手放すことが難しいことがありますよね。

一見ネガティヴな感情は、必要のないものだから、スパッと捨ててしまうことが出来るかもしれないけど、そうはいかないんですよね。

ネガティブな感情でも、その感情を持つことでメリットがある場合があります。普段はそのことに自覚できていないことが多いですけどね。

例えば、過去に恋愛で傷付いた悲しかった感情を持っていれば、それがバリアとなって、新しく人に出会うことにブレーキをかけられます。悲しい気持ちでしんどいですが、また傷付くことを事前に防いでいるわけです。

例えば、『怒り』という感情もそうです。怒りの裏側に罪悪感が隠れています。

その罪悪感で自分を責めない為に、『怒り』と使って相手を責めることがあります。誰かを責めている間は自分を責めなくていいですからね。

怒りの感情を手放せないのは、自分を責めることをストップさせているかもしれないのです。

ネガティヴな感情を手放せないことで責めなくていい

カウンセリングでネガティヴな感情を癒していく時に、その裏側に隠れているメリットにも目を向けるようにしてます。

「どうして?何のために?この感情を手放すことが難しいのか?」としっかりと向き合うことが大切だと思うからです。

「ネガティヴな感情だから捨ててしまえばいい!」だけではないんですよね。

それに隠れたメリットがあるのなら、すぐに捨てられないもの当然です。その感情があることで、守ってくれているものがあるわけですからね。

手放したスペースに入ってくるのものは?


ネガティヴな感情を手放すことも難しいですが、その感情を手放した後に、またネガティヴな感情で満たされてることがあります。

悲しみや寂しさで埋まっていたスペースを空にしたのに、また悲しみや寂しさで一杯になってしまう。

それは先ほど書いたようにそれらの感情にメリットがあるからです。失恋の悲しみを抱えている間は新しく傷付くことがないように自分を守っているのであれば、自分を守るためには悲しみが必要になりますからね。

手放したと思ったのに、また同じ感情を必要としてしまうのです。

例えば、カウンセリングを受けた後に、『本当に、今までにないような最高な気分です!!!』と感じた後に、しばらくして、『あの時は、めっちゃ調子が良かったんですけどね。。。』となることもあります。

ネガティヴな感情を手放す時に大切なポイントが2つあります。

(1)手放した後にヴィジョンを大切に

ネガティヴな感情にも隠れたメリットがあるお話をしてきましたよね。

その隠れたメリットがあると、ネガティヴな感情を手放しても、また同じようにネガティヴな感情を仕入れてしまいます。

でも、その隠れたメリットも同時に手放すことが出来れば、ネガティヴな感情を新しく仕入れる必要はありません。

「ネガティヴな感情を手放して、本当にしたいことは?進みたい道は?」それを明確にしていきましょう。

「失恋の痛みを手放して、新しい素敵な出会いは欲しい!」

「〇〇への怒りを手放して、自分も責めることなく自由に生きていく」

目標や夢を思い描くことが大切になっていきます。

もしこのネガティヴな感情を手放せたら、どんな風に生きていきたいか?

それを明確にしていきましょう。

(2)何度も、何度も少しずつクリーニングする。

部屋の掃除も一緒で一度片付けたらからといって、そのまま永久に片付けないでいいわけではありません。また、一気に部屋を片付けられるわけでもありませんよね。

また、部屋が散らかってきたら、片付けますよね。そうやって何度か片付けを繰り返していく中で、部屋をキレイにキープする方法を学んでいきます。

心も同じことが言えます。何度も、何度も選択して、手放していくことで、心を心地よい状態でキープしていくのが、上手になっていきます。

日々の性格の中でストレスもあれば、疲れていることもあります。そのような状態では、ネガティヴな感情に引っ張られてしまうことがあります。

だから一度ですべて完了させようと思わなくてもいいんですよね。
その度、その度に繰り返していくことで、心を心地よい状態に出来るようになっていきますからね。

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