あえて難しくてしんどい選択肢ばかり選んでしまうことがあります。
東京タワーの展望台までエレベーターを使えばいいのに、ヘトヘトになりながら階段で登っていくような感じです。
歩いて到着して展望台で景色の美しさを堪能できればいいですが、息は上がってるし、足はガクガクだし、それどころではありません。
エレベーターで展望台まで涼しい顔で登ってきた人に、複雑な感情を抱いてしまいます。
なぜ、あなたは大変な道ばかり選んでしまうのでしょうか?
自分で選ぶ理由が分かっていればいいんですけどね。
自覚もなく気付いたら大変な道ばかり選んでしまうことがあります。
心理学的には無価値感やら、罪悪感が影響していることがあります。
「楽な道や簡単な道を選んではいけない!」と自己制限を掛けている場合もありますし。
頑張っているアピールをしなければいけないので、楽な方法を選べないことがあります。
苦しんで大変そうな道を選んでいる方が「頑張っている感」が出せるからですね。
誰に向けて?何のために?頑張っている感を出そうとしているのでしょうか?
簡単な道や楽な方法を選んではいけないと思っているのでしょうか?
ちょっと掘り下げてもいいかもしれません。
苦しむ自分をアピールすることで「怒り」を表現していることもあります。
「お前のせいで、頑張っても私は報われない!」みたいな感じです。
自分の苦しむ姿で、誰かを攻撃しているのです。
日本人的な怒りの表現方法とも言われますね。
また、幸せを受けとらないポーズとして、「苦労している私」を作り上げてしまうこともあります。
「苦労していない」「あの子は楽そうでいいよね」
そうやって嫉妬されないように「苦労している私」が必要になってきます。
才能や魅力を隠す手段として、「大変な道を選ぶ」ことがあります。
これも嫉妬への防御策でもありますし、表に出ることへの恐れでブレーキを踏んでしまうことも。
めちゃくちゃ才能がある人ほど、それを使わずに成功しようとすることがあります。
近道が用意されているのに、すご〜く遠回りします。
遠回りしている中で、魅力や才能も信じられなくなっていくことも。
いろいろと理由を見てきましたが、ちょっとケチとも言えるのです。
自分が成功している姿や幸せそうな姿を見せることで、誰かに勇気やヴィジョンを与えることはサボっていると言えます。
「あの人みたいになりたいな!」「苦労を手放しもいいんだ」
そのリーダーシップを取ることから逃げているわけです。
「もし、与えることをケチっているのなら?」
その質問から掘り下げるのもいいかもしれません。
もう遠慮している場合でも、隠れている場合でも、怒っている場合でもなくて、
堂々と人生を生きるタイミングがやってきているかもしれませんよ。
桑野量の予約状況やカウンセリングのご利用は以下のボタンよりご確認ください。