コラム

Netflix「イベリン: 彼が生きた証」

どんな角度から語ればいいのか分からないのですが、まずはあらすじから。

筋ジストロフィーという難病を抱えた青年の物語です。

両親は、息子を普通の恋愛も、仕事も、社会の繋がりを持てないまま孤独に一生を終える運命を背負わせてしまったと悔いていました。

しかし、彼の死後、息子のブログに寄せられるメッセージから、息子がゲームを通して多くの人の救いとなり、恋をして、友情を育んでいたことを知ります。

ドキュメンタリーなのですが、実際に彼がプレイしたデータを再現して、CGアニメとして彼の過去を見ることができます。その映画としての作り方も素晴らしい。

愛すること、信頼すること、嫌われるかもしれないこと、本当のことを打ち明けられない葛藤、親密感への恐れ、、、

例えば、近づいたり離れたりする彼が感じていること。

例えば、仲間に入りたいのに嫉妬してしまうこと。

例えば、受け入れてくれる手を払いのけてしまうこと。

例えば、嫌われることが怖いから先に離れていくこと。

X のポストにも書きましたが、僕が心理学を通して学んだことがすべてここにありました。

人は分かっていても素直に生きられません。

不器用にぶつかり合いながら、お互いを知っていきます。

不器用なことは決して悪いことではありません。

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