コラム

カウンセラーとして大切にしていること

そもそもカウンセリングってなんだろう?

カウンセリングと聞いてイメージするものは『悩み相談をして答えを教えてもらう』というイメージではないでしょうか?

そのイメージに間違いはないと思います。

「付き合っている彼が何を考えているか教えてほしい!」

その悩みには、心理分析、男性心理の側面からある程度のお答えはできると思います。

その答えを聞いて、「じゃあ、こう行動をすればいいんですね!」と、理解されて解決するケースもあります。

でもね。答えが分かっていても。

それに一歩踏み出せなくて人は迷い悩むんですよね。

「恋愛がしたい!どうしたらいいですか?」

という質問に、

「婚活サイトに登録して、出会いの数を増やしましょう!」

これもある意味答えではありますが、そんなことはカウンセリングで相談する前から分かってはいますよね。

答えが分かっているのに、一歩踏み出せないこと。

その一歩を踏み出すためにクライアントさんの最大の理解者(応援者)であること、

それが僕がカウンセリングを通して最も大切にしていることです。

答えだけではうまくいかない

例えば、

父親がお酒を呑んで家で暴れていた。

時には母親に手を出していたかもしれません。

まだまだ幼く父親を止めるチカラもなく、

ひたすら隠れて耐えることしか出来なかった。

成人して、

恋愛しようとしても、上手くいかない。

結婚に対して、男性に対して、

憧れは持っていても、心の奥底ではいいイメージが描けない。

そんな方がカウンセリングに来られて、

「いい人と出会うことが出来ないんですよ、、」

と相談される。

それに、

僕が『婚活アプリに登録しましょ!最近はネットでの出会いが増えているんですよ!』と教えてあげることで、問題は解決するでしょうか?

そんなことはクライアントさんは百も承知ですよね。

いい恋愛したいのに、傷つける相手を追いかけてしまう。

いい恋愛したいのに、一歩踏み出す勇気がなかなか出ない。

頑張って踏み出した恋愛で、失恋してしまった。

その人達が欲しいのは『答え』でしょうか?

『答え』も大切ですが、

それ以上に大切なものがあるのではないでしょうか?

答えよりも大切なこと

『信頼』出来ないんですよね。

自分自身を。自分の未来を。

自分が新しく行動を起こして幸せを手に入れられることを。

だから、

『答え』が分かっていても進めません。

褒められても受け取れないし、感謝されても受け取れない時があります。

一歩踏み出したいのに、

踏み出せない自分をどれだけ責めているでしょうか?

どんなに悔しがっているでしょうか?

『信頼』して、新しい何かを手にすることは怖いんですよね。

手を伸ばした寸前で、それが無くなってしまわないだろうか?

自分自身に期待して、裏切られるくらいなら、

このまま辛くても耐え続けようか?

そんな自問自答を繰り返して、

それでも前に進みたくて、進めなくて、

どうしていいか分からなくて、

やっとの想いで僕のところに相談しに来てくれる方々います。

僕は、そんな方々に差し出すことが出来るのは、

『答え』だけではなく、『信頼』だと思っています。

本人がどれだけも欲しくて、

でも、受け取ることを怖れて拒絶してしまう 

自分自身の『信頼』

それは、

クライアントさんがどれだけ否定し続けようとも、

僕はその魅力や才能を伝え続けます。

例え

『答え』を知っていようが、

僕が無理矢理クライアントさんを引っ張っていくことは出来ません。

ただ、側にいて、声をかけ続けるのです。

クライアントさん自身が信じられない未来を、

側にいて信じ続けるのです。

僕がカウンセラーとして、

クライアントさんにしてあげられる全てと言ってもいいかもしれません。

クライアントさんの中には、『答え』があるんですよね。それが見えていようとも、見えていなくても。

だけど、それを信じられない。

その『答え』をどこか別のところに探しに行くけど、見つけることができない。

幸せの青い鳥はすぐ側にいるのに、

信じることが出来ない。

僕はそのクライアントさんを信頼し続けるのです。

あなたは幸せになることが出来る。

あなたにはあなた未来がある。

僕も経験した答えがあっても、未来が見えない気持ち

かなり熱く語ってしまいましたが、このように想っているのは、僕自身が自分を信じらなくて、でも周りの誰かが僕の可能性を見続けてくれたんですよね。 

僕は、

こんなクソみたいな人生のまま終わっていき、

何も成し遂げられないまま死んでいく。

何の為に生きてきたのだろうか?

と自問自答する日々がありました。

もう、

このまま終わっていく人生と自分が諦めていたのに、

それでも信じ続けてくれた人がいるんですよね。

根拠なんてありません。

理屈なんてありません。

家から一歩も出ない僕の背中を支え続けてくれたのは、僕の未来を信じ続ける家族の想いでした。

もちろん当時は受け取れませんでした。

反発したし、それが応援や信頼なんて思えなかった。

コントロールや支配、その場しのぎの言葉に聞こえていたかもしれません。

でもね。

一歩も家の外に出なかった自分が、

こうやってメッセージを発信し続けるようなれたのは、

僕が諦めてしまっていた僕の未来を、

支えて、想い続けてくれた人達がいるからです。

このあたりは感謝祭の講演で詳しくお話しようと思います。

僕は自分自身の経験を通して、

たくさんの人の想いに救われ感謝してます。

カウンセラー、カウンセリングという仕事を通して、

今度は僕が出会った目の前の一人一人を信頼して信じていきたいと思ってます。

桑野量の予約状況やカウンセリングのご利用は以下のボタンよりご確認ください。

最新予約状況

カウンセリングについて