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男性性のエネルギーを「怒り」や「自己嫌悪」ではなくて「恐れに立ち向かう力」に変えていく

男性性のエネルギーが一皮むける瞬間は、イライラを感じやすくなったり、過去の怒りを思い出したりすることがあります。

「怒りっぽい」ことをネガティヴに捉えてしまいがちなので、

「あれ、私まだ癒されてない?」
「何も変わってない!」

と自分を責めてしまうかもしれません。

そうではなくて、(それはエゴの罠なので)

レベルアップした男性性のエネルギーの扱いに慣れていないだけのことがあって、そのエネルギーの使い方を学べばいいだけです。

漫画なんかでは、よくありますよね。

主人公が何かのタイミングで急激にレベルアップして、そのエネルギーをコントロールできなくて、暴走してしまうパターンですね。

つい自分の男性性のエネルギーを抑える方向に向かってしまいますが、解放させる場所や方法を見つけていくことです。

男性性は悪者ではない

男性性のエネルギーをネガティヴに捉えてませんか?

男性性が強くて恋愛がうまくいケースもありますからね。「男性性を緩めていきましょう!」と言われて、なんだが男性性のエネルギーそのものが悪いものと感じることもあるかもしれません。

また男性性のエネルギーは、競争や勝負のエネルギーでもありますからね。それが傷つけること、傷つけられることと結びついて、苦手意識を持つこともあります。

エネルギーのそのものよりも「どう扱っていくか?」が大切になってきます。

ナイフもそうですよね。むやみやたらに振りませば、自分も相手も傷付けてしまいます。でも、食材を切ること、木や枝を切ること、状況に応じて適切に使えば、とても役に立ちます。

恐れと向き合う力に変える

さて男性性のエネルギーが高まっている時は、そのエネルギーを注げる方法を見つけることですが。

多くの場合は、サボっていることにヒントがあります。

例えば、自分でビジネスを始めてもっと積極的に宣伝する必要があると思っているのに、どこかで自分の商品やサービスを紹介することに抵抗を感じているとします。

「夢を叶えたい!ビジネスを成功させたい!」と、どんどん男性性のエネルギーは高まっているのに、そのエネルギーを注ぐことに(宣伝することに)抵抗をしているわけですからね。

有り余ったエネルギーがイライラや過去の怒りを誘発させるのです。

男性性のエネルギーは恐れに打ち勝つエネルギーでもありますからね。

食糧をゲットするために、家族を食べさせるためには、巨大なマンモスに立ち向かっていかなければいきません。

男性性のエネルギーを恐れと向き合う力に変えていくことです。

小さな一歩から

逆説的な見方をすれば、男性性のエネルギーがレベルアップして高まっているのは、人生で成長させてくれる課題に出会っているからとも言えます。

その課題を乗り越えたいから、自分の中でエネルギーが高まっているわけです。

食糧が十分にあれば、男性性のエネルギーを高めてマンモスに立ち向かっていく必要はありませんからね。夢や目標、自分の中に使命があるから男性性のエネルギーが高まっているのです。

その夢や目標を向き合っていくことが男性性のエネルギーを上手に乗りこなせるようになります。

ここでエゴの罠にはまらないようにしましょう。

大きなエネルギーは自分を責める力に使ってしまえば、自己嫌悪が強くなります。

せっかく夢や目標を見つけて進んでいく時に、ダメ出しにエネルギーを使えば、思い描いた夢もいつしか真っ暗で見えなくなります。

今必要なこと、今できること、これまで積み重ねてきたことを忘れないこと。

前に進むことは、時に恐れを感じることでもあります。

しかし、その恐れを乗り越えるのは小さな一歩を踏み出すことから始まります。

男性性のエネルギーを味方にするのは、その小さな一歩の繰り返しです。

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