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家族の役割から前に進む恐れを読み解く!あえて「できないキャラ」を続けてない?

今日は前に進むことへの抵抗について、「家族の役割」という視点から読み解いていきます。

男性性のエネルギーは未来を開拓するエネルギーなんですけどね。

そのエネルギーが発揮されることへ抵抗を感じることがあります。

やることが分かっているのにサボる」「あえて自信のない自分を見せる」

カウンセリングでも「受け取る側」から「与える側」にシフトチェンジする際に、この抵抗が出てきます。

また、「なんだか頼りない彼氏が、最近もっと頼りなくなった!」みたいな案件は、彼がこの男性性のエネルギーに対して抵抗が出ている時かもしれません。

家族の為に「出来ないキャラ」を演じる?

心理学には家族の役割という言葉がありまして、それぞれの家族で自分がどのようなキャラクターで家族に貢献するのか?無意識的に選択していることがあります。

それぞれのキャラのポジションで家族を愛するわけです。

そのキャラクターは大人になってからも、会社や友達、恋人との関係で続けていくことがあります。

その家族の役割の一つに、「あえて頼りない自分を演じるキャラ」がいます。そのキャラでどうやって家族の貢献するの?と思われるかもしれません。

でも、頼りない人がいればそれを支える人が出てきます。「誰かを支える」というのは、自己肯定感にも繋がりますよね。「人の為にできることがある!」のは嬉しいですからね。

あえてダメなキャラを演じて、自分を助けさせてあげることで、相手の自己肯定感を上げているのです。

「できないキャラ」で周りを助けているし、愛しているわけです。

ややこしいですよね。

でも周りにいませんか?ちょっと抜けているけど、みんなに愛されている人、助けてもらえる人です。(※その人達すべてが「できないキャラ」を選択しているわけではありません』

家族の役割はそのまま、その人の才能になることがあります。愛されキャラですね。他にも弟(妹)キャラ、後輩キャラ、天然キャラなんて言われることもあります。

愛されキャラは、愛されることで周りを愛しているのです。

うん、やっぱりややこしいですよね。

前に進むことへの抵抗

今日のブログはここから本題なのですが、「できないキャラ」は男性性のエネルギーを発揮していく上で、ブレーキをかけることがあります。

以前のブログでも、男性性のエネルギーに対する抵抗を書きましたね。

今までは「ダメなキャラ」として助けてもらうことで、周りに貢献してきたのに、今度は自分がストレートに周りを助ける方法へとシフトチェンジしていくわけです。

そこに無意識に抵抗が出てきます。

それまでの自分の生き方をチェンジさせるわけで、新しい世界の飛び込むような恐れが出てきます。

もちろん、愛されキャラを全て捨て去るわけでもないですが、弟(妹)キャラ、天然キャラ、後輩キャラの一本槍だけはなくなります。

そこにエゴのトラップが待っています。

なぜ抵抗が出てくるのか?

私たちが家族の役割、家族に貢献するためにキャラクターを選択するのは、家族への愛情なんですよね。

人によっては、家族に迷惑をかけないように優等生キャラになることもあるし、存在感を消すことで家族の負担を減らすこともあるし、あえて問題児を演じることもあります。

やり方はいろいろとあるのですが、どれも家族への愛情なんですよね。

それまでダメなキャラを演じて家族を助けてきたのは、家族の為なわけです。

でも、「そのキャラはもう辞めてもいいよ!」と言われた、家族の為の愛情はもういらない!と言われている感覚になってしまいます。誤解なんですけどね、

自信をなくしたお母さんを助けるために

例えば、お母さんがすごく自信をなくしているとします。

父親とうまくいってないのか?おばちゃんと関係がよくないのか?仕事がうまくいってないのか?理由は分からないですが。

でも、子供の目から見て「お母さんを助けてあげたい!」「大好きなお母さんに元気なってほしい!」

その為にあえてお母さんの前でダメなキャラを演じて、お母さんに自分を助けさせることで、お母さんに元気を出してもらうことを選択します。

「もうあなたはすぐに失敗するんだから!」と言いながらも、お母さんは自分が子供のためにしてあげることで、元気そうにしている。

それが嬉しくて、いつまでもお母さんの為に「できないキャラ」を演じます。

これも無意識なんですけどね。「できないキャラ」を演じているというより、「本当に何もできない!」と本気で思い込んでいることもあります。

「できないキャラ」は母親に対する愛情なんですよね。

その「できないキャラ」から男性性のエネルギーでバリバリにリーダーシップを発揮するキャラに路線を変更する時に、ブレーキがかかるわけです。

ちょっと待ってよ。お母さんはもう助けなくていいの?」

これがエゴの声であり、トラップです。

母親を「しんどそうなフィルター」を通して見てしまうことも、リーダーシップを発揮している人を自分勝手で迷惑をかけているように見えることもあります。

男性性のエネルギーをネガティヴに捉えようとして、現実をネガティヴなフィルターを通して解釈していきます。

愛を手放すことではない

「できないキャラを手放すこと」「男性性のエネルギーを受け取ること」

それは母親への愛情を手放すことではありません。

上の例では、母親ですが、それが父親、兄弟、祖父母かもしれません。

新しいステージで自分の能力や才能を発揮して、それによって周りを幸せに導いていくことです。

でも、母親を見捨てる感覚がして、自分の男性性のエネルギーを発揮することへ罪悪感を感じることもあります。

(恋愛では、関係性が良くなったのに、最近昔みたいに彼が頼りなくなったのは、彼が罪悪感を感じて、どうすればいいか分からなくて、逃亡、引きこもりしている場合があります)

与えることにコミット

そもそも家族の為にできないキャラを演じたことも、男性性のエネルギーが高まってきたことも、どれも「与えたい!」からなんですよね。

その方法が違うだけなんです。

誰かを見捨てるわけでもないし、傷付けるわけでもありません。

自分の中にあるエゴの声が罪悪感を刺激させて、恐れを強くさせているわけです。

まずはエゴにパンチです!ぶん殴ってやりましょう!

自分の才能や魅力を使って、今の自分にできるスタイルで、自分に与えられるものを与えていくだけです。

与えることにコミットして、今できることに全力で、エネルギーを注いでいく。

「やる気が出てこない」「いいタイミングで問題が起きる」「目をそらす誘惑がある」など、あの手この手でエゴは騒いで足を引っ張ります。

そのエゴにパンチを繰り出していき、自分の今に集中すること。

与えられることに全力になることです。

エゴではなくて、未来にヴィジョンを

視野が狭くなっていると、どうしても過去に引っ張られてしまいます。

「できないキャラ」で居続ける方が周りを助けられるかもしれない。と思ってしまします。

例えば、実家に帰れば母親が元気そうにご飯を作ってくれるし、「できないキャラ」を選択することで会社のみんなが嬉しそうに助けてくれる。

自分が男性性のエネルギーを発揮すれば、「その人達は自信をなくして傷付いてしまうかもしれない!「ダメな私を助ける生きがいを見失ってしまうかもしれない!と。

でも、途中で書いように「できないキャラ」を通して培った愛されキャラは、男性性のエネルギーを発揮することで失うことはありません。

「できないあなた」を助けてくれた人達は、あなたが「できる人」になっても助けてくれます。そのやり方が変わっていくだけなのです。

男性性のエネルギーを出して、自己実現をしている未来や幸せを手にする未来を思い描いて見てください。

小さい視野を大きくしていきましょう。

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