カウンセリングでおすすめの漫画を聞かれたので、ここでもシェアしておきます。
路傍のフジイ 作:鍋倉夫
1人ではいたくないけれど、
誰かと一緒にいることが煩わしい。
日々の仕事に疲れて、
少しだけ雨宿りしたい日に読んでみてください。
この物語は何も起きません。
何も起きないけどフジイが生きる明日が気になります。
フジイに惹かれる人達の続きが気になります。
喫茶店でコーヒーを飲んだ後に
お店を出てからもコーヒーの香りを少しだけ纏うように
路傍のフジイを読んだ後には、人生を少しだけ、きっと2、3度くらい、「上を向いていこう」と思える余韻が心を温めてくれます。
きっと、心のどこかにフジイのように生きたい気持ちがあって。
また、どこかにフジイに出会えた人たちのような出会いを求めている部分があるのでしょう。
なんでもない言葉や態度に、その人の人生が表れます。
同じ言葉でも、その温度感や言葉の響きの微妙な違いで、その人のこれまで生きてきた人生をちょっとだけ教えてくれることがあります。
この路傍のフジイは、そんな瞬間がさりげなく散りばめられている作品です。
去年公開された役所広司さん主演されたPERFECT DAYSのような。
何も起きていないけど、そこには確かに何かある。
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