仕事ができる彼が恋愛ではポンコツになってしまう案件はたくさんありまして。
友達に間ではしっかり者と言われるけど、「私の前では全然しっかりしてない!」ってパターンもありますね。
・デートの約束をしようにも、具体的に日にちを決めようとしない。
・ランチを食べに行こうとしても、何が食べたいか決まらない。
・引っ越しの準備、挙式の計画、旅行の予定が決まらない、、、
・ラインの返事が遅い(2〜3日かかる)
etc
「そんなに優柔不断で、何も準備しないのに、仕事できるの!?」と驚かれるかもしれません。
また「仕事はちゃんとしてくれるのに、私のことはどうでもいいんでしょ!?」と愛を疑うかもしれません。
「本当に仕事できるの!?」「私のこと好きなの!?」と、突いてしまうとふたりの関係は悪くなってしまいます。
今日はいわゆる「しごでき」の彼がなぜか恋愛では、、、という理由について解説していきます。
釣った魚に餌をやらない!?
彼がふたりの間だけでポンコツになってしまうのは、一つの「甘え」なんですよね。
仕事や人前で自立してバリバリ働いているので、安心できる人の前ではスイッチがオフになります。
彼がポンコツになるのは、安心感を感じられるようになったからです。
でも、「最初はデートの約束とかちゃんとしてくれたのに、今はもう何もしてくれなくなった!」とネガティヴに捉えることがあります。
「こいつ!釣った魚に餌をやらないタイプだな!」と。
ここで気を付けて欲しいのは、彼も同じことを思っている場合があります。
「この人!釣った魚に餌をやらないタイプだな!」と。
彼も「恋愛くらい甘えてもいいでしょ!?」と思っているし、彼女も「私だって甘えたい」と思っています。
外でバリバリ働いているのは彼だけじゃないかもしれませんからね。
お互いが「甘えたい」「愛されたい」ポジションに入りたいけど、それを相手が許してくれないわけですね。
この状態では、日常的にケンカが勃発します。
週末にデートすれば必ずちょっとしたケンカになります。でも、お互いが甘えたいと思っているから、ラブラブな時間もあります。
ケンカタイムと、ラブラブタイムを繰り返して、週末のデートが終わって、また次の週も同じようなことを繰り返します。
ラブラブとケンカタイム
「彼のことが好きだけど、疲れる」
「ケンカする自分が嫌になる」
「彼とラブラブだけど、なんか思ってたのと違って、、、」
そんな相談をカウンセリングではよく聞きます。
「ケンカするほど仲が良い」と言えるわけですが、エネルギーを余計に使うので、疲れちゃいます。
人間は、疲れれば、疲れるほど、甘えたくなりますからね。
お互いに「どっちが甘えるのか?」バトルはどんどん激しくなっていきます。
マイナスのスパイラルにハマってしまいます。
ここでカウンセリングを受ければ処方箋として「与えましょう!」とか、「受け取りましょう!」とかアドバイスされます。
処方箋「与えましょう!」
「与えましょう!」は、「彼の依存心を満たしてあげましょう!」ということです。
お腹がいっぱいになれば、満足するように、彼の「甘え」を満たしてあげる。釣った魚に思いっきり餌をあげればいいわけですね。
満たされれば、態度も言動も変わってきますからね。
でも、ここでエゴの声が暴れ出します。
彼の甘えを許せれば、彼はどんどんワガママになる!!!と。
これは自分の「甘え」を我慢しているので、ネガティヴな未来を想像してしまうわけです。
自分の中にいる暴れる心を宥めてあげる必要があります。
カウンセリングで「自分を満たしてあげましょう!」「好きなことをやってみましょう!」と提案するのは、その暴れる心を宥めてあげる作業だからです。
処方箋「受け取りましょう!」
「受け取りましょう!」は相手が与えてくれるものを受け取ることですね。
彼なりにやってくれることがあるのに、その価値を低く受け取ってしまうことがあります。
ずっとお腹を空かせて我慢していて、小さいおにぎりをもらったら。
「こんな小さいので足りるかよ!ばかやろう!」と思うでしょうか。それともそのおにぎりを感謝して受け取るでしょうか?
「甘えのバドル」を繰り広げている時は、「こんなので足りるかよ!」とか「こんなので許されると思ってんのかよ!」とネガティヴに受け取ってしまいます。
それでは彼も「じゃあいいよ!もうおにぎりあげないよ!」なるか、「もっと大きいおにぎりが欲しいなら、他の人に所にいきなよ!」となってしまいます。
小さいおにぎりでも受け取ってくれたら、「もっと何かしてあげたい!」って気持ちが大きくなりますからね。最初は小さくてもだんだんと彼がしてくれることが大きくなっていきます。
どっちの処方箋がいいのか?それはふたりの関係や彼の状態によっても変わってくるので、どっちも試してみて、、という感じで様子を見てくださいね。
カウンセリングでは、今はこの処方箋でいきましょう!とアドバイスして作戦を変えていきます。
計画性のない理由
「甘え」について見てきましたが、今度は別の角度から見ていきましょう。
「来週のデート、どこ行くか考えてくれた?」
「うん、あぁ。大丈夫。これから考えるよ」
こんな会話にイライラしてませんか?
「仕事ができるなら、デートの予定も決めやがれ!」と。
お母さんが小さい子供と会話するシーンを思い描いてください。
「ゲームばっかりして遠足の準備したの!?」
「あぁ、これからやろうと思っていた!」
この子供は決して遠足が楽しみではないわけではありません。(もちろん、苦手な子供もいますけどね。)
将来の楽しみよりも、「今」のゲームに集中しているわけです。
優しく見守ってみる
分かりやすくゲームを例にしましたが、「今に」熱中してしまうのは、「楽しい!」感情だけではありません。
不安や焦り、怒り、、、ネガティヴな感情から、その瞬間に囚われてしまうこともあります。
「早く寝ないといけないのに、、、」
「明日までにこの資料を作らないといけないのに、、、」と。
感情やストレスに翻弄されて頭と心がチグハグになってしまうことがありますよね。
仕事中は感情のスイッチを切ることで乗り切っているかもしれません。
だからこそ余計にプライベートではその感情を処理することに忙しくて、先のことや、他のことがどうしても手のつかない状態になっていることがあります。
もしかしたら、彼は見た目以上にネガティヴな感情やストレスを抱えているかもしれません。
その場合は、まずは放っておくこと(待ってあげること)です。心の状態を整理する時間をとってあげることです。
少し落ち着いたら、あなたに話せるようになるかもしれないし、周りや先のことを考える余裕も生まれるかもしれません。
急いで彼との関係を変えることに焦らないようにしましょう!
優しく見守る愛もちゃんと彼に伝わっていきますからね。
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