過去の傷は人生のブレーキになってしまうこともあれば、新しい人生のスタートの「ヒント」になることもあります。
まだ、痛みが強い場合はどうしてもブレーキの側面が強くなりますが。
傷が癒えてギプスが外れて「これから自由に動けるぞ!」 ってとこで、
「うん?そもそも私はどうしたらいいの!?」って頭を悩ませてしまうことがあります。
長い間ずっと心のギプスを付けたままだったので、それまでの生き方しか分からないんですよね。
すっかり傷はよくなっているけど、同じように生きてしまいます。
傷は癒えているわけですから、痛むことはない。苦しくなることもない。
だけど、 何か物足りない。
「このままでダメなわけじゃないけど、よくもない、、、ような」
この状態でついつい問題を探したり、作り出したりすることがあります。
悩みや壁があった方がしんどいけど、「生きている!」って感じがするのです。
嫌だけど、慣れて親しんだ不自由さを求めてしまいます。
大きな目標を立ててそれに向かって進める人もいると思います。
カウンセラーを目指される方もこのパターンですよね。
「自分の傷を癒して、次は誰かのサポートに回れるようになりたい!」と。
でも、すぐに大きな目標を立てられる人ばかりではないですし、立てた目標がコロコロ変わってしまう人もいると思います。別にそれが悪いことはないのですが、ちょっぴり自分を責める理由にすることもあります。
大きな目標を立てなくても、
その1日を、その1週間を、その1ヶ月を思いっきり楽しむ充実させる。
そこに本気になってみるといいかもしれません。
「本気」と書くと大袈裟ですけどね。
僕はこの期間を「感性や感情を磨く時間」と呼んでます。
感覚派の人ほど、長期目標が苦手な傾向があるのかな〜と思います。
昨日思ったことも、今日やりたいことが違うこともありますからね。
気分屋でも、根っからの自由人であるわけです。
それが大人になる為に、社会に紛れ込む為に、「ちゃんとした着ぐるみ」を着込まなきゃと思い込んでしまいます。それがギプスでもあり、鎧でもあるわけですね。
大きな目標を立てるのは、その延長線上になってしまうのです。
ギプスが外れているのに、ギプスを付けた時のやり方を採用するようなものです。
で、話が戻りますが、本気で自由を堪能すればいいのです。
感覚はの方々の未来は研ぎ図ました感性や感情の先にあるわけです。
アーティストな生き方なんですよね。
それは誰かが決めた「芸術」を呼ばれるものではなくいいのです。
感性を刺激して、感情を膨らませて、 それ自体がアートな日々なのです。
ちょっとややこしい表現になってしまいましたが。
感覚派の人は座ってインスピレーションを待つよりも、自由人の才能を使っていろんな刺激と出会っていくことです。
それも「何か得る」ことを目標にし過ぎない方がいいかなと思います。
心の感動こそが人生のコンパスになってくれますからね。
頭で考えてしまうと針の先があっちや、こっちやと迷ってしまいます。
動物が美味しい匂いにつられて、餌を探すように。
自分の心を刺激させてくれる美味しいそうな匂いを追いかけていきましょう。
大切なことは自分の嗅覚を信じることです。
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