恋愛

分かり合えない寂しさを乗り越えるために

先日、妻がふいに
『女性は不安になると近づきたがるけど、
男性は離れてたくなるみたいね、
その違いは女性から見たら、「えっ!?」て思うくらい
理解出来ないものだと思う』

と 口にしました。

妻は、時々このようなことを不意に口にするので、
ハッとさせられるし、面白いです。

すべての男性や女性に当てはまるワケではないですが、
その傾向は強く現ると思います。

もともと、
女性は自分の感情や気持ちをシェアすることで、
安心感やつながりと感じられることができますから、

不安というネガティヴな感情が出てきた時に、
それをシェアして、コミュニケーションすることで、
安心感を感じて、その不安を取り払おうとする傾向が強いかもしれませんね。

反対に、
男性は、脳内に一人の部屋を作り出して、
現実的にはそれがカフェや電車の中、居酒屋かもしれませんが、
その脳内の一人部屋でアレコレと自分の感情を整理していきます。

不安という感情が出てきた時には、
それをまず脳内一人部屋に持っていき、
様々な面から対策を練っていきます。

不安という感情をシェアすることではなく、
解決策や対処法を具体的に見つけていく、
吟味していくことで安心感を得ようとしているのです。

よく、
女性が男性に悩みを話していると、
求めていないのに、具体的なアドバイスをしてくるのは、
その差があるからですよね。

女性が不安になってしまう時に、
その不安を埋めてくれるように男性に近づいてしまうこともあると思います。

ラインの返事がない彼に対して、
何度もラインを送り続けてしまうように、
彼からの反応で、
自分の中にある不安をどうにか和らげようとします。

しかし、
その不安をいくら訴えようとも、
彼がその不安に理解を示してくれない時に、
そこに意思疎通の出来ない、
分かり合えない寂しさも、
同時に感じてしまうようです。

恋愛関係の相談にのっている時に、
女性のクラインアントさんに

もう一度別のアプローチで、
彼に近づいてみましょう。

不安や怒りを手放して、
新しいあなたを彼に見せてあげてください。
そして、
自分自身に新しい自分で、
しっかり地に足をつけていることを自信に持ちましょう。

 とアドバイスすることがあります。

女性クライアントも、
その彼に近づいて、
今まで上手くいかなかった関係とは違う、
新しい関係を築き上げたいと思っているのに、
なかなか一歩踏み出せないことがあります。

『今まで 散々頑張ってきたのに、
上手くいかなかったから、、、』

 そうやって、
足が止まってしまいます。 

それは、
上手くいかなかった自分の失敗感に執着しているというよりも、
あの時に散々訴えても分かり合えなかった『寂しさ』をもう一度味わうかもしれない、
その怖さから足がすくんでしまっているようです。

不安を乗り越えた先に、
笑顔や優しさで向き合った先に、
またあの寂しさが待っているのなら、、

そう思うと、
足が進まないのも、
当然かもしれません。

期待しなければ、
傷つくこともなく、

信頼しなければ、
裏切られることもなく、

近づこうと思わなければ、
分かり合えないという寂しさを味わうこともないかもしれません。

本当の想いを見つける勇気

伝わない寂しさを乗り越える為には、
何が必要なのでしょうか?

理解し合えないことで、
寂しくて、

その『寂しさ』さえも、
分かり合えなくて、

孤独という名の壁で、
心がもう砕けないように
守っているのかもしれません。

でも、
その寂しいと感じる度合いだけ、
分かりあいたい気持ちが、想いがあるんですよね。

寂しいに埋もれてしまって、
見えなくなってしまっているけど、
その奥底にはあるんですよね。

その奥底にある
自分の強い想いを見つける為には
勇気が必要なんですよね。

その『寂しさ』の海に飛び込んで、
自分の熱い想いを見つけにいく勇気がいります。

もう2度と目を向けたくなかった『寂しさ』を見つめて、
あの時の、上手くいかなかったかもしれないけど、
分かりあいたい、気持ちを伝え合いたい、
分かってあげたい、愛してあげたい、
その気持ちに手を伸ばさなければいけません。

『寂しさ』というのは、
分かり合えなかったことが原因で、
自分の本当に気持ちを置いていってしまったから、
感じる感情かもしれません。

自分のハートのカケラを落として、
そのままにしていれば、
あなたの心は足りないカケラに、
寂しさを感じてしまいます。

彼を信じる『勇気』というよりも、
『寂しさ』の海の中から、
自分の心のカケラを見つけ出す『勇気』

あなたのために、
あなたの勇気を信じてみませんか?

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