恋愛のアドバイスとして「彼を手放しましょう!」と言われることがあります。
これは文字通りに「彼とお別れしましょう!」という意味の「手放し」のこともあるのですが、もっと違う意味の「手放し」もあります。
それは「自分のポジションを手放す」ということです。
もうすでにややこしいですよね。
恋愛には依存と自立のそれぞれのポジションがあります。
目次
恋愛の依存と自立について
恋愛は依存と自立の2つの関係がコロコロと入れ替わることで、2人の仲を深めていきます。
依存と自立を書くとややこしいですが、「甘える方と甘えられる方」「追いかける方と追いかけられる方」「好きを伝える方と好きと伝えられる方」など、少し分かりやすく変換しても大丈夫です。
依存のポジションは、感情的に心が揺れやすいので、不安になりやすい一面もありますが、感情を豊かに表現できるポジティヴな一面もあります。
自立のポジションは、感情的な揺らぎが少ないけれど、それが気持ちはあってもドライに見えてしまうことがあります。ただ状況を客観的に見える一面もあります。
このように依存と自立は、それぞれの特性があって、関係の中で立場が入れ替わっていきます。
立場が入れ替わっていく
自立と依存のポジションについては、なんとなく理解できたかもしれません。でも、次に頭を悩ますのは「なんでポジションが入れ替わるの?」ということです。
でも、これは普段みなさんが意識していないだけで、頻繁にそして自然に行われていることです。
例えば、恋愛で出会った当初は、相手を何も意識していなかった。相手は自分に好意があるみたいで、頻繁に連絡をくれていたけど、そっけない態度をしていた。でも、いつしか相手のことが気になり始めて、自分も好きになり、今では相手の連絡は遅いとソワソワして、ずっと彼のことを考えてしまう。
これも最初は自立のポジション(感情はあまり感じず、好意を伝えられる側)だったのが、いつしか依存のポジションに(感情は揺れ動いて、好きを強く感じる側)になってますよね。
こんなふうに自然とポジションは変化していくものなのです。
恋愛の悩みが多くなるタイミング
このポジションが入れ替わるタイミングは悩みも多くなります。
「この人しかしない!」と思っていたけど、「もしかしたら、何か違うような気がしてきた」と感じたり。
そうかと思ったら「やっぱりこの人がいてくれて幸せだ」と、また思ったり。
「悩みが多くなるから、ポジションの入れ替わりが起きるのか?」または「ポジションは入れ替わりが起きたから、悩むようになったのか?」
それはお互いの距離感や関係性によっても変わってきます。
立場に入れ替わりがなければ!?
ここで「ポジションの入れ替わりがなければ悩みことはないのでは?」と思うかもしれません。
ここが本日のメインテーマになるわけですが、自分のポジションを維持しようと執着することで問題はより複雑に大きくなっていきます。
「手放すと恋愛はうまくいく!」は、「ポジションの執着をやめて、自らのポジションを手放すことで、関係性が良くなる!」という意味なのです。
依存と自立のポジションが入れ替わる時に悩みが多くなるのは、自分のポジションへの執着が強くなるからとも言えるんですよね。
立場が入れ替わることで関係が深まる理由は?
依存と自立のポジションが入れ替わるメリットは何があるのでしょうか?
それは立場が変わることで相手の想いを受け取れるようになることです。
例えば、いつも相手が料理をしてくれていたけど、自分が料理を作る番になったら、「こんな大変なことを仕事が終わった後にやってくれていたのか」と気付くかもしれませんよね。
そんなふうに立場が入れ替わることで、今までの自分の立場からでは理解できなかったことが、相手の立場に立つことで理解できるようになるのです。
依存と自立のポジションが入れ替わることで、関係がより深まっていくのは、それぞれの立場からより相手を理解できるきっかけになるからです。
なぜ、執着するのか?
より相手を理解するきっかけになるのに、なぜ執着してしまうのでしょうか。
それまでずっと愛される側のポジションにいた人は、そのまま愛される側にいたし、わがままを言いたいし、甘えていたいですよね。
また、自分の感情が揺れ動かなくて済むなら、そのまま揺れ動かない方が、仕事にも集中できていいかもしれません。いちいち感情が揺れていたら、それに対応するのでいっぱいいっぱいになりますからね。
そんなふうに依存でも、自立でも、自分のポジションをキープすることに無意識に執着していくのです。
「付き合い始めた時みたいに彼からもっと好意を伝えてほしい!」という悩みは、「自分が自立にポジションにいた時にみたいに、彼から好意が欲しい」というポジションへの執着とも言えることがあります。
どうやって手放しをする!?
まず大切なポイントは、「依存と自立のポジションの入れ替わりは自然に起きていく」ということです。
だから、執着する行動をやめれば、勝手に手放しができていきます。
①執着するような行動を辞める
②関係性が入れ変わることはマイナスなことではない
③流れに身を任せる
「私は〇〇するべき」「相手は〇〇しなければいけない」と、執着は発生しているときは、そのような思考が無意識に強くなります。
ポジションをキープするためにルールを強制しようとします。でも、そのルールを頑張っても相手が応えてくれないし、上手く行った気がしないから、ますますフラストレーションを溜めてしまいます。
「〇〇するべき」「〇〇しなければいけない」を手放していきましょう。
ここで自分がコントロールできることがなくなるので、怖くなるかもしれません。
でも、大丈夫です。安心してください。
依存と自立のポジション交代が行われるのは、関係が深まっている証拠ですからね。そこまでの信頼関係はできています。
だから、それを信じて流れに身を任せる事です。
そうここで必要なのは、勇気なんですよね。
2人の関係性が好転することを信じて、委ねていきましょう。
すべてはよくなるために起きていることですからね。
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