恋愛は素直になることが幸せの秘訣なんですけどね。
でもそれが難しい、難しいと言うか抵抗が出てきます。
「自分に優しくすること」と「素直になること」
カウンセリングではこの2大巨頭が大きな壁として立ちはだかっています。
なぜ、ありのまま自分の気持ちを言葉にすることがこんなにも難しいのでしょうか?
逆に言えば、なぜ、普段から自分の気持ちを隠しているのでしょうか?
目次
素直になれない人のパターン
「愛している」「好き」と気持ちを伝えて嫌になる人はいないわけですが、素直にそれが言えません。
そもそも素直になる代わりに私たちはどのような態度をとっているのでしょうか?
普段やっているパターンがあるわけですよね。そのパターンを外すことで素直になることの道が見えてきます。
今日はよくある2つのパターンを見ていきましょう。
怒りで隠すパターン
これで一番メジャーな理由として知られているかもしれません。
あえて本心とは違うことを言ったり、相手を突き放すような態度をしたり。
「愛している」という気持ちと正反対のエネルギーを出すことで、自分の気持ちを隠しているわけですね。
ツンデレならまだ可愛いかもしれません。「デレ」があるので、相手にも好きな気持ちは伝わりますからね。でも、ツンツンだけなら相手と距離が開いていくだけです。
自分で恋愛関係を壊してしまう恋愛クラッシャータイプですね。
ハードワーク(尽くしすぎる)パターン
「愛している」と素直に言えないけど、自分の気持ちは相手に伝えたい。
そこで相手に尽くすことで「自分の愛」を証明しようとします。何でもお世話するし、お金を貢ぐこともあります。また、我慢することもたくさんあります。
相手の為に我慢することが「愛の証明」になると考えるわけです。
幸せな恋愛をしたいのに、「消耗」「忍耐」「我慢」がセットになりますからね。ハードワークと一緒です。愛することで疲れ果ててしまいます。
ボロボロまで自分を限界に追い込むこともあるかもしれません。
彼に(彼女に)めっちゃ尽くしているけど、「愛している」って素直に言えない人って実は多いんですよね。
尽くしているのに上手くいかないタイプですね。
愛しているって言えない寂しさ
カウンセリングをしていると、「愛している」って言えない寂しさが出てくることがあります。
好きなものに「好き!」と言えることは幸せなことでもあるんですよね。可愛いいワンちゃんを見て「かわいい!」と言うようなもので、自分の内面に上がってきた気持ちを素直に表現することは幸せなわけです。
可愛いワンちゃんを目の前に「可愛い」って言ってはいけません!「好き」って言ってはいけません!そう言われることはかなりのストレスであり、制限なんですよね。
「愛している」って素直に言えないことも同じです。
そこに「寂しさ」や「孤独」を感じていることがあります。
「愛している」って素直に言えない人は「寂しさ」も強く抱えてしまいます。
ずっと寂しさを抱えてきてない?
で、その「寂しさ」ですけどが、ずっと抱えてきたケースも少なくありません。
何か事情があったのか、お父さんやお母さんに対してもその気持ちを素直に伝えられなかったのです。
離婚してお父さんと離れ離れになった。
お母さんが過干渉でヒステリックだった。
妹(弟)が出来て我慢するようになった。
etc
理由は、それぞれあります。
自分の居場所がなくなるような、自分の存在が忘れられるような、安心感を感じられない感覚を体験します。
安心感を感じられないから、素直に想いを伝えることが怖いし、想いを伝えることが出来ないから「寂しさ」を抱えてしまう。「寂しさ」からまた安心感を感じられない。
そうやってループしていきます。
安心感で寂しさを溶かしていく
カウンセリングは「安心感」を感じる場所でもあります。
否定されることや攻撃されることはありませんし、自分の気持ちを何でも話せる場所ですからね。
そこで安心感を感じていければ、「愛している」って素直になれない寂しさも感じていくことができるようになります。その寂しさは普段から意識しないようにしていることが多いですからね。
ひとりで感じる寂しさもありますが、誰かと一緒で安心感を感じることで、やっと感じられる寂しさもあるわけです。
優しく語りかけてあげる
どうしても素直になれないのは、そこに「寂しさ」が隠れているかもしれません。
その「寂しさ」はいつから抱えてきましたか?
ずっと昔の小さい頃かもしれません。また、同じような「寂しさ」を過去の恋愛でも我慢していたかもしれません。
どんな安心感が欲しかったのでしょうか?
時間を超えて「寂しさ」を抱えたあの時の自分に安心感を与えてみませんか?
たくさん頑張って、たくさん我慢したあの時の自分に優しく語りかけてあげてくださいね。
「もう大丈夫だよ」「いっぱい頑張ったね」と。
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