パパが好きで、ナンバーワンの椅子にパパがずっと君臨していて、それが原因で恋愛が上手くいかないことがあります。
パパが座っているから他の人が座れないわけです。
(このあたりの話をすると嫌悪感をすごく感じる人もいます。)
厄介なことは意識的には「パパ嫌い!」と思っていたり、小さい頃に離婚していてパパにはずっと会ってないケースもあります。
リアルなパパが座っていることもあれば、理想化されたパパが座っていることもあって、そのパパが基準になってます。
ファザコンと自覚するほどパパラブなこともあれば、反抗期延長線のようにパパを嫌悪していることもあって。
でも、その両方とも深層心理では同じメカニズムが働いているよ!ということがあるのです。
カウンセリングでもパパを手放すイメージワークをしていくことがあります。
これは別にパパを嫌いになるというわけではありません。
パパをナンバーワンの椅子に座らせている心理として、「子供でいたい欲求」が隠れていることがあります。
その欲求が隠れたニーズとなって、パートナーとの恋愛に影響してしまうのです。
依存的になり過ぎることもありますし、パートナーへの欲求が高くなりすぎることもあります。
付き合っているけど、なんとなく距離があるような、、、みたいな恋愛になってしまうこともあります。
セクシャリティにも影響してくるので、レス問題に繋がっていくことも。
じゃあ、どうやってパパを手放すか?ですが。
イメージワークでは、父親に感謝を伝える。父親を母親に返していく。アプローチをしていきます。
子供いたい自分を手放して「対等性」を手に入れることで、子供の自分ではなくて、大人の自分として父親や家族との関係性を構築していくわけですね。
この「子供でいたい自分」をなかなか自覚することも難しい時がありますが。
その自分をすべて捨て去るというよりも、子供モード、大人モードを上手に使い分けられるようになるといった感じですかね。
依存と自立のモードをバランスよく使いこなしていくわけです。
・父親が喜ぶようなことをやってみる。
・父への想いを言葉にして書き出してみる。
そんな日常的なアプローチも効果的です。
このテーマを深く掘り下げていくと。
どうしても父親を許せない!って感情が出てくることがあります。
期待もあるか失望もするし、その失望が大き過ぎて深い傷になっている場合です。
「許し」がテーマになってなってくるのですが、父親を許すというよりも、その傷で自分を痛めつけないという「許し」なんですよね。
父親のためではなくて、自分の為の「許し」が必要になってきます。
痛みを掘り下げるような感覚があるので、なかなか向き合うことを避けてしまうかもしれません。
しかし、その傷が恋愛だけではなくて、至るところでブレーキを踏んでいることもあります。
「許し」の先には自由が待ってます。
そう「許し」とは我慢ではなくて「自由」なんですよね。
パパとの関係が影響して恋愛が上手くいってない状況は、例えるなら門限が邪魔して自由に恋愛できない状態とも言えます。
どこかで無意識ですが親の顔がチラホラとよぎるのです。
それは自由ではありませんからね。
父親とのそれまでの関係を手放していくことは、自由を手に入れることでもあるのです。
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