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弱音を吐けないと、もっと自分を苦しい状況に追い込んでしまう!?

立ち止まらないと見えない景色があって、前に進むことだけを考えて歩いていると、ふとした横道の景色に気がつくことなく過ぎていきます。

これは私たちの心にも言えることです。

仕事やお金、未来の幸せを目指して、それだけを目的に進んでいると、その道中にある心の変化に気が付かずに過ぎていきます。

目標があることは悪いことではありません。

でも、目標に目を向けること、また、ネガティヴに気持ちを無理やりに蓋をしてポジティヴ思考になることで、見落としてしまうものがあります。

目標だけ見て、自分の心は見てない?

今日のタイトルもその一つですね。

弱音を吐けない。

弱音を吐いてはいけない!

そんな強い思い込みがあると、日々の心の変化よりも

目標にどれだけ近づけたのか?

他の人は自分よりどれだけ頑張っているか?

それだけが指標になります。

車で言えば目的地まで「あと何キロメートルなのか?」「他の車は時速何キロで走っているか?」それだけに捉われて、自分の車の残りのガソリンに気をかけずに走り続けるものです。

ある瞬間にガソリンがゼロになって、もう車が動けなくったことで、自分が無茶をしていたことに気がつくかもしれません。

また、もうガソリンが減っていくだけで、心配していても、補給することなく走り続けなければいけない思い込んでいるかもしれません。

なぜ、心のを後回しにする癖がついたのか?

心を休めること、体を休めることよりも、私たちは前に進むこと、頑張り続けることを優先順位にしてしまうのでしょうか?

気持ちが不安的なることやネガティヴな気持ちを抱くことを「精神的に弱い!」と表現されることは昔から今も続いています。

気持ちや心をコントロールできないと未熟である」と。

それによって、自分の気持ちや心を優先するのではなくて、目標や「周りから見てどう思われるか?」を必要以上に気にするようになったかもしれません。

でも、どうでしょうね。

自分の気持ちに蓋をし続けることで、本当に生きやすくなったでしょうか?

逆に自分の気持ちに蓋をすることで、窮屈なまま逃げ場のない日々を過ごしてないでしょうか?

いつでも、どこでも、そのまま感情を表現することができないこともあります。

だからとって24時間、自分の心に蓋をして、窮屈に生きていく方がいいのでしょうか。

自分の気持ちを優先できない状況が続いた

また家庭の状況などから、自分の気持ちを優先することができない環境が影響しているケースがあります。

すぐに機嫌が悪くなるお父さん、感情を爆発させるお母さん、他の兄弟たちと比較されル感覚、、、etc

家庭内の生存戦略として、自分の気持ちを押し殺して、目の前の課題に取り組むことで生き延びてきたかもしれません。

自分の心を麻痺させないと辛すぎるので、気持ちを後回しにするしかなった。

私たちは心の痛みや苦しみから逃れるためにハードワークに打ち込むことがあります。ハードワークという状況が、心を麻痺させておくのに役に立つからです。

小さい頃から勉強やスポーツ、または家族のお世話に打ち込んで、自分の気持ちを後回しにする癖がついているかもしれませんね。

立ち止まる勇気をもってみる

自分の気持ちを優先するためには、まずは自分の気持ちを向き合うことが必要です。

それにはまずは立ち止まる必要があります。

でも、きっと立ち止まることが怖いんですよね。

それまでずっと抑えてきたし、見ないようにしてきたから。

また、立ち止まることは、自分だけ置いていかれるように思うかもしれないし、2度前に進み出すことができないと思うかもしれません。

でも、そんなことはありません。

山登りでも少し休憩して、そこからの景色をぼーっと眺めたからといって、山頂に辿り着くことを諦める必要はありません。

少し休んだら、自分のペースで歩き続ければいいのです。

気持ちを優先させることの本当の意味は?

例えば、そこで「もう山を登りたくない!」とネガティヴな気持ちも出てくるかもしれません。

気持ちを優先することは、それにすぐに「イエス!」と返事して、山を降りていくことではありません。

なぜ、そんなネガティヴな気持ちが出てきたのか?

そこに耳を傾けて、自分の心をキャッチボールしていくことです。

いくら頑張っても周りから置いていかれるように感じること。

これまで必死に頑張ってきたのに達成感を感じられないこと。

本当に疲れてしまってモチベーションを見失っていること。

その自分の気持ちを向き合うことが何よりも大切です。

その時間が目標を目指す気持ちを思い出させてくれたり、モチベーションを回復させてくれることがあります。

また、今登っている山ではなく、本当に登りたい山に気がつくかもしれません。

ネガティヴな声に耳を傾けることは、その声に支配されることではなくて、その声を通して、気が付けるものを見つけていくことです。

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