ややこしいことがあって。
変化に抵抗するブレーキが「うまくいかなったらどうしよう」だけじゃないこと。
「これいい流れじゃない!?」って時もビビって非常停止ボタンを勢いよく押すことがある。
行き止まりだから進めないんじゃなくて、非常停止ボタンを押すから進めない。
推しアーティストのライブチケットを申し込まない。
旅行の計画を立てない。好きな人のお誘いを断る。いい感じの彼に説教をかます。
優しくしてくれた親友に喧嘩ふっかける。好きなことに全力を出さない。
後から気付くと、それが非常停止ボタンって分かることもあるよね。
非常停止ボタンを押して、メンタル的ブレーキをかけることもあれば、体調不良や暴飲暴食、ハードワークを決め込んで無理やりブレーキをかけることもあるから、さらに厄介で。
失敗することも怖いし、成功することも怖いんだよね。
怖いが適切な表現じゃないかもしれないけど、抵抗しちゃうのよ。
100点満点じゃない昨日の自分から変わりたいのに、昨日の自分に執着しちゃう。
でも、人ってほとんどは昨日と同じ行動を取るから仕方ないし、それが安心するとも言えるよね。
ほとんどの人が昨日と同じ家に帰るし、同じベッドで寝るし、同じソファに座っている。
「同じ」ってことは、良く悪くも「安心感」があるんだよね。
今日の文章だって、ですます調をやめて、フランクな口語で書いていると、「これで大丈夫かな?」って頭をよぎるからね。
それくらい「昨日と同じ自分でありたい力」ってのは意識的にも、無意識的にも働いちゃう。
ややこしいよね。
とりあえずここで一緒に「ややこしい!」って叫んどこう!
久々に運動する時にさ。
いきなり身体を動かせば筋とか、腰とか、痛めちゃうわけで。
準備運動して、ストレッチしてと、身体を慣らしていくよね。
それをサボって運動すれば動けないわ、次の日から2〜3日はあちこち痛いしってなる。
変化も同じで、「新しい刺激」に身体も、心も慣らしておく。
小さくていいから、いつもと違うことを取り入れてみる。
そうやってストレッチしておけば、準備ができているから、「いざ」って時に心も身体も動き出せるんだよね。
帰り道にいつもと違う角を曲がってみる。
同僚と話している時にいつもと違うテーマを振ってみる。
今日は朝の挨拶で笑顔にこだわってみる。
誰にも分からないかもしれないし。
ちょっとめんどくさいと思うかもしれないし。
やってみても何も変わらないかもしれない
でも、そうやって「めんどくさい」とか、「意味なかった」とか、「思ったより発見があったぞ」とかを繰り返して、「ややこしいな〜」って言いつつストレッチしていこう。
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