僕たちはこの世に生まれて、それだけで「そこにいていい理由」はあるんですよね。
でも、過去の痛みでそれが許さないような気がしてしまいます。
「お姉ちゃんだから〇〇しなさいよ」
お母さんが何気なく言った一言で、お姉ちゃんらしく振る舞うことが「そこにいていい理由」「家族にいて理由」になってしまったかもしれません。
誤解とすれ違いで私たちは自分が「そこにいていい理由」を見失って、迷い、探し続けてしまいます。
「お前のことを好きになる人なんていないよ」
常に役に立たないと、常に見返りを差し出さないといけないような気がして、恋愛でも尽くして、仕事でも背負って、途方にくれてしまうかもしれません。
そこにいていいんですよ。
ここに来ていいんですよ。
帰ってきていいんですよ。
大丈夫ですから。
自分を責めなくて。
もしかしたら
自分の居場所がなくなる不安から、怯える代わりに誰を攻撃することもあるかもしれません。
本当はしたくないですよね。
もう大丈夫ですよ。
自分の居場所を頭だけで探してしまうと、どうしても自立(ひとりで、ひとりだけで頑張る生き方)をしてしまいます。
意味や理由を求めて、
それに納得出来ないと。
怖くてたまらないから、
自分の心と身を削って
相手への見返りや報酬を差し出してしまいます。
それがお金かもしれません。
無理して笑った笑顔かもしれません。
傷付いても我慢し続けることかもしれません。
急にすべてを辞めるのは怖くて堪らないこともあるから。
だから、一気にすべてを変えなくていい。
ゆっくりと。
心で感じていく。
あなたはそこにいていい。
あなたはここにいていい。
自分の居場所を作るためにずっと必死になってきたのは、それだけ痛みと不安をたくさん抱えているからです。
それはあなたの弱さなんかじゃない。
それはあなたのせいでもない。
嵐の中を飛び回らずに、羽を休めて雨が止んだら好きなところに飛び立てばいいのです。
世界はまだ僕たちが想像もしないような優しさに溢れてます。
その枝葉に捕まって、ゆっくりと休みましょう。
あなたはあなたでいい。
ゆっくりと、優しく、
それに慣れていきましょう。
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