「お金をもらう」というよりも、お金を奪っている感覚になることはありませんか?
「お金のブロック」と言われるものですが、お金をもらうことに対する罪悪感が隠れています。
今日はこのあたりについて書いていきますね。
お金も恋愛と同じで人生のパターンが如実に出てきます。
お金のブロックがもたらすもの
お金を奪うような感覚があると、相手を苦しめているように感じます。
自分のサービスや商品を売ることが申し訳なくなっていきます。
より稼いでいる人は、お金を奪いまくっている大悪党になります。
大悪党にはなりたいので、それなら稼がなくてお金がない方がまだいい!
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でも、お金がないと苦しいし、制限がある。
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そのフラストレーションが今度は自分がお金を支払う立場になった時に、相手への不平不満に変わっていく。
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そこで「不平不満」の投影が起きるので、
「やっぱりお金を稼ぐということは、相手からお金を奪うことだ!」と罪悪感を強める。
と、このサイクルにハマってしまいます。
奪っているように感じれば、その仕事に対するやりがいを感じられなくなります。
悪いことをしているわけですからね。
仕事のモチベーションも下がって、ますます稼げなくなることもありますし。
自分の商品やサービスを申し訳なく売っている人は、
相手から見れば、その商品やサービスに自信がないように見えてしまいますからね。
それが影響して稼げなくなることもあります。
与えることにフォーカスする
お金に関する罪悪感はそもそも自分のものではないこともあって、
親や家族の罪悪感のパターンを引き継いていることもあります。
そこを掘り下げていくのも一つの手ですが、今回は別のアプローチを紹介しますね。
お金に限らずに、罪悪感から抜け出すポイントは、「与えている」ことにフォーカスすることです。
自分の商品やサービスについて、それが与えているものの価値をしっかりと受け止めることです。
あなたが与えているものってなんでしょうか?
例えばパン屋さんなら、本当に与えているものはパンだけでしょうか?
家族と一緒にそのパンを食べる時間、部活の疲れを癒すこと、午後の仕事に向けてのパワーをつけること。
1週間に一度のご褒美のパンかもしれないし、大切な人にお土産として買っていくパンかもしれません。
ただパンとお金を交換しているわけではないんですよね。
あなたの商品やサービスを買ってくれる人の背景にある物語もちゃんと見ていくことです。
それでは改めて、あなたが与えているものは何でしょうか?
人間関係でも同じパターンをやってない?
あなたの与えているものの価値は見えてきたでしょうか?
あなたのサービスや商品を購入してくれる人は、その価値を見てくれているのです。
もちろん、あなたが想定していなかった価値を見てくれる人もいます。
あなたの価値を見てくれる人がいる。
でも、それを罪悪感のフィルターを通して受け取ってしまう。
これってビジネスやお金に関するパターンだけでしょうか?
人間関係でもやってませんか?
謙遜や遠慮と言えば聞こえはいいかもしれませんが、周りの人からのあなたに対する評価を拒絶するパターンはありませんか?
このパターンがあると隠れたくなります。目立ちたくなくなります。
「受け取れません!」ってモードを発動している間は、価値を見てくれる人を厄介に感じてしまいます。
あなたが受け取れていないのはお金だけですか?
感謝の気持ちがやりがいを生む
あなたが自分の与えている価値をちゃんと受け取れるようになると感謝の気持ちが出てきます。
「こんな私の商品にお金を払っていただいて申し訳ありません」
ではなくて、
「わたしの商品を選んでくれてありがとうございます!」
の気持ちの方が強くなります。
その感謝の気持ちが大きくなっていくと、仕事へのモチベーションも上がっていきます。
やりがいを感じられるようになって、ますます商品にもサービスもより良いものにしていけます。
逆に言えば
どれだけシステムや商品を練り上げても、モチベーションがなく、虚しさを感じてしまう。
お金の為に仕事をしているうちに、やりがいを見失ってしまう。
そんなことが起きてしまうのは、
自分が与えたいものの価値やそれを選んでくれている人の想いを受け取れていない状態なわけです。
人生のパターンも変わっていく
お金に関するブロックについて書いてきましたが、
カウンセリングでもお金の問題をきっかけに人生のパターンがガラッと変わってくることがあります。
「受け取ること、与えること」
それをお金が数値として見えやすくしているわけで、
その根幹にある問題やパターンが人生に関わるパターンと同じなわけですね。
ビジネスの相談でやってきた方が、いつの間にか恋愛もうまくいっていた。
なんてこともあるわけです。
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