自分にお金を使うことに罪悪感を感じてない!?
僕が昔参加したワークショップで、
テーマは「自己価値を上げる」でした。
その日はバレンタインデーということも、講師の方が最後に宿題を出したんですよね。
「今日は、バレンタインデーなので、自分にご褒美のチョコレートを買ってください!
そうですね〜!二万円くらいの!えっ高い!?自己価値上げたいんでしょ!?まぁ、少し安くしてもいいですが、五千円は切らないように!!!」
もちろん、その宿題は強制的なものではありませんでしたけどね。
人の価値観って様々ですが、
「2万円って高い〜〜〜!」
思われるかもしれませんよね。
すぐにはポンって出せないって。
何に?どう?お金を使う!?
そのワークショップの料金が1万5千円くらいでした。
自己価値を上げるセミナーには1万5千円払えて、
自分のご褒美には、2万円払えない。
それも良いか悪いかは関係なく(判断しないで)
その人のお金に対して価値観が反省されます。
この宿題のポイントは、
実際に2万円使うから、自己価値が急上昇するという意味ではなく、
それぐらいの価値あるものを自分自身にご褒美として上げる時に、
その人が何を感じているのか?何がブロックになるのか?チェックできるんですよね。
僕もカウンセリングで、出さない手紙を書いてもらうことがあります。
お父さんやお母さんに手紙を書くつもりで、普段言えないようなことを書いてもらいます。
出さないんだけど、それでも、書いていく内に色々な感情が沸いてきます。
この2万円チョコレートミッションも、
チョコレートをデパートに探しにいく時点で、心の中にいろいろな声が聞こえくると思います。
もちろん、はなからその宿題をやらないで帰るとしても、いろいろな声が出てきます。
「え〜!高くない?これでランチ何回行ける?」
「子供のために、アレコレ買わなきゃいけないのに、、、、」
「自分にチョコレートで2万ってバカバカしい、、」
実際にお金がないからそのミッションをしない人もいるでしょうし、
お金があってもそのミッションをしない人もいるでしょうね。
その反対にお金がなくても、せっかくセミナーに出たからと、
そのミッションをする人もいるでしょう。
何も考えずにサラッとチョコレートを買う人もいるでしょうね。
お金に対するイメージの影響
この記事を読んでいるだけでも、
お金に対するいろいろな考えが浮かんでくると思います。
実際に2万のチョコレートを買ったら、
普段は感じることのない感覚が出てくると思います。
「このチョコレートは絶対に食べれない〜!」
「これくらいのチョコレートを普通に買えるようになりたい」
「いつも頑張ってる私にはこれくらいのご褒美あっても良いじゃん!!」
「2万円出したら、もっと豊かさが入ってくる!?」
2万円のチョコレートというお題で、
いろいろなお金に対するブロックや観念が出てきます。
これが1000円のチョコレートだったら?
これが500円のチョコレートだったら?
3000円?1万円?3万円?
金額によっても感じ方やブロックも違うはずです。
お金を稼ぐことにも罪悪感を感じてない?
2万円のチョコレートミッションで、
お金を自分に使うことへの罪悪感やブロックについてチェックしていくお話でしたが、
今度は稼ぐことについてのブロックのお話です。
お金を使うことに罪悪感があるのならば、
実は入ってくることに関しても罪悪感が出てきてしまいますからね。
お金が入ってきちゃったら、使わないといけませんからね。
「お金がたくさん入ってくれば、
2万のチョコレートでも、高級ホテルのディナーでも何でも払えるわ!!」
と思われるかもしれませんが、
もしあなたがお金を使うことに罪悪感を感じていたら、
入ってくるお金の量に比例して、罪悪感もたんまり貯め込んでいくことになります。
すると、
この罪悪感から逃れようとしますから、
・お金が入ってきても気付いたらなくなっていて、豊かさを感じられない。
・お金があるんだけど、ないと思い込んでしまう。
ということが起きます。
「お金が入ってきても使えない」という状況を作り出してしまいます。
お金へのブロックはどこから?
ある方が義理のお母さんとの関係があまりよくなくて、
お金のことや子育てのことにたくさん口を出してくるような姑さんだったようです。
旦那の稼ぎも悪くなくて、子供達も自由に健やかに育っているのに、
「アレは〇〇しときなさい!!あの〇〇は大丈夫なの!?」
といつも厳しく監視されているような気分です。
その方はずっと義母に監視されて怒られているような気分ですから、
自分にご褒美を与えるなんて考えられません。
素敵なレストランに食事に行ったと義母に知られたら?
海外に旅行に行ったと義母に知られたら?
とんでもないことになる!!
そうやって贅沢することを自分に禁止してしまいました。
すると不思議なことに旦那さんの給料は上がっていくのに、その方の口癖は「お金がない、、」
子供におもちゃをおねだりされて、
全然買ってあげられるくらいの余裕があるのに、
「お金がない、、、、。」
お金があることも目に入らないように、
無意識にブロックをかけてしまっていたのです。
で、その方は義理の母親が亡くなってから、自然とお金を使えるようになっていきました。
最初の方は昔の名残から「お金がない、、、」と口ぐせのように言っていたのですが、
旦那さんが「俺の母親も亡くなったことだし、もう遠慮しないで好きに使いなよ!」と夫婦での旅行を提案されたのをきっかけに緩やかにお金に対するブロックが外れていったようでした。
お金に対するブロックは、気付かない内に、
周りの環境や誰かの考えに影響されているものです。
お金に対して、普段と違う行動(使い方)をすることで、
それをチェックしてみると、豊かさへの鍵に気付けるかもしれませんよ。
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