今日は不倫や浮気をした罪悪感についてです。
自分がタブーにしていることに手を出してしまうと、
そこには罪悪感や後悔が生まれてしまいます。
ダイエットでもお菓子を食べてしまって後悔と罪悪感を感じることがありますよね。
その結果、自暴自棄になったり、よりストイックに禁欲的になったりとその後の反応は人によって違います。
浮気や不倫についても心理的には同じメカニズムが働きます。
後悔から抜け出せません。
不倫をした罪悪感から抜け出すことができません。
友達に相談したら「やっている人はうまくやっているよ」と言われて、
浮気や不倫をしてもあなたは悪くない!って書いてある本を教えてもらいました。
心理学?スピリチュアル?
あなたは思い通りに生きていい!という内容の本でした。
わたしが深く考えすぎているだけ?
みんなは普通にやっているの?
と衝撃を受けました。
でも、苦しくてたまりません。
その友達とも疎遠になったし、罪悪感と後悔で毎日が苦しいです。
いつも桑野さんのブログを読ませていただいてますが、
こんな相談をしたら引かれてしまうのではないかと思って、
カウンセリングの予約も勇気が出ません。
私はどうしたらいいでしょうか?
(Aさま)
気持ちを切り替えても罪悪感が消えない
カウンセリングでどんな相談が来ても引かないので大丈夫ですよ。
すぐには吹っ切ることは難しいかもしれませんね。
確かに「あなたは思い通りに生きていい!」というメッセージで救われる人もいるかもしれません。
でも、罪悪感や後悔があるのならば、それを否定しても、
時限爆弾のように心の隅っこでいつか爆発してしまいます。
癒すことや手放すことと、否定して抑圧することは違いますからね。
無理やり抑圧したものは、ニュルっとスライムのように出てきてしまいます。
この罪悪感とどう向きっていくか?
その罪悪感や後悔を否定するのではなくて、
「それらとどう付き合っているのか?」「どうやって向き合っていくか?」
かな〜と思います。
「起きたことは仕方がないから自分を責めなくてもいいですよ」という前提もあるのですが、
ある程度、自分を責める期間があることで後悔や罪悪感を和らげることができるのも事実です。
それこそ安全な場所であるカウンセリングを受けることも勇気がいる状態になっているわけですから、罪悪感で胸がパンパンに膨らんでいるかもしれません。
罪悪感があると、周りの人が自分を罰するような感覚になります。
カウンセラーさんに怒られる!
カウンセラーさんにも見放される!
みたいなエゴの声も聞こえているかもしれません。
そんな状態で自分に優しくしようとしても拒絶反応が強くなってしまうかもしれませんね。
罪悪感について
ちょっと罪悪感について解説しますね。
同じ行動でも同じように罪悪感を抱えるとは限りません。
繊細に反応する人もいれば、なかなか感じることが出来ない人もいます。
例えは悪いですが、信号無視なんかも人によって捉え方が違います。
どれだけ車が通ってなくても、ちゃんと信号を守る人もいれば、車が通ってなければ渡っていいという人もいますよね。
同じ信号無視でも、その人のスタンスやキャラクターが出ます。
なので、「あの人がやっているなら、私も大丈夫!」は通じないことがあります。
もうちょっとディープな話をすると「他の人もやっているなら大丈夫!」というのは
「赤信号みんなで渡れば怖くない!」のように、仲間がいることで自分の罪悪感を紛らわそうとする心理の場合もあるわけです。
時間をかけていく
Aさんの場合ですが
「思い通りに生きていい!」の呪文も効かなかったし、友達とも疎遠になったわけですね。
疎遠の理由は詳しくは分かりませんが、罪悪感の生傷をヒリヒリと刺激されたのかもしれませんね。
それだけの罪悪感と後悔なわけですから、時間をかけていくしかないと思います。
自分を責める気持ちも、後悔する気持ちも、八つ当たりしたくなることも、無気力になることも、
どんな感情も状態も受け入れていくことかなと思います。
これひとりではしんどいですからね。
定期的にカウンセリングは利用された方がいいとは思います。
罪悪感は、より強い罪悪感で誤魔化したり、相手への攻撃性に変換されたりしますからね。
ひとりで頑張っていると、むしろ傷付く出来事を増やしていく結果になるかもしれません。
癒されなくて時間がかかるのではなくて、時間をかけてあげることが癒していくことなのです。
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