「無駄に思えること」と「本当に無駄なこと」はその違いが分からないから、ややこしい。
効率や生産性を求めていけば、無駄なことは省かれるべきものかもしれない。
でも、「無駄に思えるけれど、実はとても必要なもの」はこの世界にはたくさんある。
効率や成果をオセロの白黒のようにすぐにはっきりと区別できるものではないことがあるからだ。
簡単に成功することを求めて見つからなかった答えが、幾重の失敗の積み重ねから見つかることがある。
「失敗=無駄」とは限らない。
「失敗を無駄にするか?」は、その後の行動によって決まることもある。
コストパフォーマンスという言葉は、時に目の荒いザルようなもので、目が荒いから本当に必要なものまで、篩にかけて落としてしまう。
最大公約数的な「効率のいいもの」が残ってしまう。
それはそれで悪いことではない。
でも、焦りや不安が強くなれば、「無駄に思えること」と「本当に無駄なもの」の見分けはもっと分からなくなるし、時間をかけて精査する余裕も持てない。
私たちが効率や成果にこだわり過ぎてる時に、心は不安や焦りでいっぱいになっていることがある。
そんな時にコストパフォーマンスという言葉で、本当に必要なものまで削ぎ落としてしまわないように。
「無駄に思えるけど本当に必要なもの」と「本当に無駄なもの」
その区別は難しいことを忘れないように心がけておこう。
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