気を使う人は「気をつかないでいきましょう」と言われても、それがストレスになることがあります。
気を使って生きてきたのは、一つの生存戦略であり、防衛なのです。
「気を使う」のが好きとか、嫌いとかじゃなくて、そうやって感情的な脅威の中で生き延びてきたわけです。
「気を使う」ことが当たり前で、それは「外に出る時は洋服を着るよね?」くらいに当たり前であり、「服を着なくてもいいよ」と言われても全裸で街を練り歩くことはできませんよね。
脅威の感覚を和らげていく
感情的な脅威にさらされてい感覚を和らげていく必要があります。
その驚異の感覚が強くある限りは、「気を使う」を止めることが難しいですよね。
周りのネガティヴな感情に振り回されて不安や恐れを感じていた経験があるかもしれません。それらの感情を我慢して、抑圧するのではなくて、話して共有していくことです。
誰かに話すことも簡単にできない時もありますよね。
カウンセリングの予約を取って、実際に話そうと思っても、言葉が詰まる時もあります。それはやっぱり慣れていないのです。
自分の感情や気持ちを話すことに。
だから、少しずつ慣らしていく時間も大切になっていきます。
カウンセリングでも初回のお話では緊張したり、気を緩めたり、うまくできなくても、回数を重ねることで自然とリラックスしていけることがあります。
「桑野さん、私ワガママになってませんか?」と言われることもあります。
それはそれだけ開放的な時間を過ごせるようになれたわけですね。
カウンセリングルームで、その感覚で過ごせるようになれば、あとは外でも気を緩めることをチャレンジしていければいいですからね。
「気を使う」ことは悪いことではない
そもそも「気を使う」こと自体は悪いことではありません。
相手へ配慮することは、人間関係を円滑するために大切な働きでもありますからね。
「気を使いすぎる自分」を責める必要はまったくありません。
ただいつも「気を使う」モードでいることで、負荷や緊張が強くなっているのであれば、解除できる時間もあった方がいいですよね。
大事なことは、「気を使うモード」も「気をつかないモード」も自分で選択できるようになることですからね。
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