セクシャリティについて、相談される時に、
タイトルのような言葉から始まることもあります。
私にはセクシャリティがあるように到底思えないんですよね〜!
見た目も〇〇だし、男性からもそのように褒められたことはありません。
過去にひどいことを言われたこともあります!
むしろセクシャリティがあるなら男性に大切にされるのではないでしょうか?
このように思われる方もいるかもしれませんね。
「セクシャリティ」=「見た目のセクシーさ」
ではないのですが、そのように思ってしまうこともありますよね。
セクシャリティが無いと決めることでメリットがあるとするなら?
今日はこの視点をもってみてください。
実際にセクシャリティがあるかどうかの議論は置いといて、
もしセクシャリティを無いことで、メリットを感じているのならば、
そのメリットがある限り自分の中のセクシャリティには気付けませんよね。
セクシャリティがあることにデメリットを感じているワケですからね。
頭ではセクシャリティを解放させたいと思っていても、
無意識にセクシャリティを解放させることでデメリットを感じていたら、在るものも見えなくなってしまいます。
目立ってしまうことの恐れ?
セクシャリティを自覚して表現することは、
自分らしさを表現することです。
そうすると、今まで自分を隠して生きてきたのに、
セクシャリティをきっかけにその隠れんぼを辞めなければいけなくなりますよね。
もしかしたら、その隠れんぼを辞めたくないのかもしれません。
思春期の時って、男性も女性も異性を意識しやすくなるので、
カラダの特徴などについて、アレコレ言ってしまうことがあります。
(同性から何か言われることもあるかもしれません)
もちろんカラダも、ココロも変化していくのですが、
どうしても見えやすいところに意識がいってしまいます。
言われた方からすればひどく傷付いたり、受け止めることが出来ないこともあります。
その経験があると、目立つこと=攻撃される?いじられる?
となってしまうので、隠れんぼをしておきたくなるのかもしれません。
また、人より早く成長が始まったり、性への意識が高まると、
他の人と比べて、自分が異質なものになってしまった感覚があるので、
それを隠そうとしていたのが、大人になってもクセが取れないのかもしれません。
もし、隠れんぼをしているのなら、
その時の傷や思い込みを手放していけたらいいですね。
もう隠れんぼする必要はないと、
自分に言ってあげられるようになると、
セクシャリティも感じることに許可を出せるでしょうね。
父親や母親に文句が言える!?
セクシャリティとは子供から大人になっていく過程で、
少しずつ感じられるようになり、それを洗練させていきますよね。
恋愛や集団生活、社会との関わりを通して、
自分の形(性格や性質)を知っていくように、セクシャリティに関する分野でも、自分の性質を学んでいくワケです。
セクシャリティを受け入れることが、
完全な大人になっていくことのように感じられるかもしれません。
セクシャリティを表現する言葉の中に『大人っぽいよね』という言葉があるのも、これが理由ですよね。
もちろんセクシャリティを受け入れることは、
自分を1人の女性、男性として受け入れて、親から自立していく過程でもあります。
経済的に、社会的には独立していても、
結婚もして子供もいても、
このセクシャリティへの抵抗があることもあります。
親や大人を批判している度合いだけ、
自分の中にその要素を持つことを許可を出しにくくなります。
子供の時に、アレをしてくれなかった!
大変な父親だった!
もっと〇〇なお母さんでいてほしかった!
その想いを持ち続けられるのは、
母親父親(大人)と私(子供)という構図がマインドの中で、作り上げられたままだからなんですよね。
私も(大人)になってしまうと、
そこに対等さが生まれて、理解されようとするだけではなく、理解してあげる立場にもなります。
そこに抵抗があるほど、親に不平不満があるほど、
自分の中にセクシャリティ(大人の要素)には許可を出しにくくなるんですよね。
2つの例をあげましたが、
自分に「セクシャリティ を持たないメリット」
聞いてみてくださいね。
意外な回答が返ってくるかもしれません。
セクシャリティに許可を出せたら、どんな喜びがある?
上に2つの例を出しましたが、
それを解決するモチベーションは、
セクシャリティに許可を出した自分のイメージを想像することです。
『ない』と思っていたら、『ない』理由を永遠に探し続けます。
『ある』と思っていたら 、『ある』理由を探し始めますからね。
隠れんぼを辞めたり、親を許すことが、
どうしても出来ないことに感じられるかもしれません。
でも、その心の葛藤ばかりを見るのではなく、
それを乗り越えた自分はどんな喜びを手にしているだろうか?
それも意識して見てくださいね。
セクシャリティが『ない』ことで、
メリットを感じてるのに、
それを無理矢理「セクシャリティを感じろ!」とは言いません。
ただ、セクシャリティを『ない』とすることで、
手に入れているメリットがもう必要ないのなら、それを手放してもいい時期かもしれませんよ。
あなたのセクシャリティは、
あなたにどんな喜びを与えてくれるでしょうか?
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