自立女子(自立男子)が嫌う言葉のベスト3に入る「言い訳」
「言い訳言ってんじゃね〜よ!」と「言い訳」にイライラしてしまいます。
自立している方は「出来ないこと」を嫌います。
言い訳はその出来ない自分や状況を正当化しようとする手段のように思えて「出来ない自分を正当化?はぁ!?」と誰かが言い訳していると自立女子はイラッときてしまいます。
もちろん、自分にも「言い訳」を許しません。
それだけ自立女子は出来ない自分を嫌いムチを打って根性で「出来る自分」になった過去があるのです。
しかし
「出来ない自分を正当化する言い訳なんかしてんじゃねぇよ!」という怒りの裏側には、実は「出来ない自分」を受け入れてほしかった思いが隠れています。本当は「出来ない自分」も受け入れてほしかったけど、それが叶わなかった。
その悲しみと怒りが「出来る自分(自立)」への起爆剤でもあるんですよね。
自分を大切にすることや自分に優しくすることが苦手になってしまいます。
それは「出来ない自分」を認めることになるからです。
楽なように思えて「敗北」する感覚なんですよね。
勝ち負けではないのですが、自立することで生存競争を乗り越えてきた過去があるので、出来ない自分を認めることは「負け」を認めるような感覚なのです。
「なんで私がそんなことを!!」と。
自分を甘えさせるよりは、ムチを打って「もっと限界まで前のめりで!倒れる時は前のめりで!背中の傷は武士の恥!」と厳しく追い込んだ方が「私はちゃんと生きている!」と感じられるのです。
出来ない自分から出来る自分になることが生きる場所を見つけることだったからです。
自分に高い自立のハードルを課しているので、それを周りに求めてしまいます。
「男(女)のくせに!」「上司のくせに!」「母親(父親)のくせに!」と自分に課したハードルと同じハードルを超えていない相手に怒りを感じてしまうこともあります。
なぜか、自分の周りには「使えない上司(部下)」「男らしくない彼」が引き寄せられてくるような感じがします。
この状態では男性性が優位になっていきます。
「うぉぉおあ〜〜〜!!やってやるぜ!!!」と困難を気合と根性でゴリゴリに破っていく力が身に付いていきます。
ごっつい鎧とバカクソでかい武器を手にしている状態ですね。
「緩みましょう!」「自分に優しくしましょう!」という言葉はその鎧に跳ね返されてしまいます。
でも、出来ない自分をありのまま受け入れてほしい気持ちはずっと無意識の中にありますからね。
ごっつい鎧で隠した本体はもうボロボロだったりします。
安心できる居場所を求めながらも戦う術しかないのです。
じゃあ、どうしたらいいのか?
ここで女性性のエネルギーが必要になっていきます。
イメージ的には鎧の中から光が溢れ出してきて勝手に鎧が外れていく感じです。
「受け入れてもらう」「流れに身を任せる」
過去にそれが出来なくて、「出来る自分」へと成長するしかなかったことに改めてチャレンジする必要があります。
これがめっちゃ怖いんですよね。
それが叶わなくて傷付いたから。
しかも、傷をごっつい鎧で隠しているのでその傷はまだ癒えてません。
まずは、その傷を癒すことです。
傷付いた自分を「我慢」や「諦め」で放置しないことです。
「もう過去のことだから」とその傷を放置してしまっているのです。
その傷が癒えてくると、まずは武器を手放せるようになります。
過去の傷があるうちは、自分を受け入れてくれる相手や助けてくれる存在が近くにいても、それに気が付けません。
また、「この人は大丈夫かな?」と思った相手を、まずはそのバカクソでかい武器でつついてしまいます。
悪気はないのですが石橋を叩いてしまうのです。
武器を手放すことで
私が周りに受け入れてもらえないと思っていたのは、私が武器を持っていたからだ。
「自分」が受け入れられないのではなくて「武器を持っている自分」が受け入れてもらえなかった。
ということに気がついていきます。
その過程の中で、
疑いが信頼へと変わり、怒りが理解へと変わっていきます。
自分を癒していくという行為を通して、男性性で隠して眠らせていた女性性を目覚めさせていくことができます。
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