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いつまでも消えない職場でのイライラの正体は!?

『感情は感じていけば消えていくと聞いたけど、

この感情は本当に無くなっていくのでしょうか?』

感情について、

このような質問をいただくことがあります。


 

偽物の感情は消えない!?

ポジティヴな感情ならいくらでも、

感じていきたいですが、

ネガティヴな感情は感じることも、

それがあると認識することさえ嫌な気持ちに

なってしまうかもしれません。

感情を感じて消していくポイントに、

私たちの感情は時に嘘をついてしまうことを、

覚えておくといいかもしれません。
 

偽物の感情を感じても、

それは自分が作り出した感情なので、

いくらでも生産されていきます。

本当の自分の感情に気付く時

あるクライアントさんが、

職場の人たちにたくさんの怒りを抱えていました。

仕事中なのに、

おしゃべりしてばかりで、

その声にイライラしてしまいます。

上司も、

それくらいのおしゃべりで、

仕事に差し支えないのであればと言って、

容認しているようです。

で、

このイライラは、

過去の職場でも同じような出来事があったようです。

その度にイライラして、

上司に訴えるのだけれども、

上司もとりあってくれずに、

我慢するか?

その職場が嫌になって、

周りの人達ともコミュニケーションを取りたくなくなって、

転職することが続いたそうです。

『私はずっと職場でイライラして、

怒りを感じているに、この怒りが消えることがありません。

過去の職場の怒りすら消えることなく、

いつも私はこんな目に合うと、

過去のことを思い出して腹が立ってしまうこともあります。

これは一生私が我慢しなければいけないのでしょうか?』

確かに、

初めてお会いした時は、

職場の人たちの怒りやそれを容認している会社に対して、

すごく怒っているようでした。


それから、

その1つ1つのエピソードをゆっくりと聞いていきました。

2、3度カウンセリングを受けられた時に、

『私のこんな話に付き合ってくれてありがとうございます』

とおっしゃられました。

そこで、

僕は、『本当にあなたは怒ってたのでしょうか?』と尋ねました。

『どういうことですか?』

と返ってきたので、

『同僚や会社に対する怒りについて話してくれてましたが、僕には、自分の居場所がない寂しさを訴えていたように聞こえました。その寂しさを感じたくないから、怒りという感情を作り出していたのではないでしょうか?さっき<ありがとうございます>と言ってくれた時に、ほっと安心してくれたような感じがしたんですよね。

職場で自分の居場所が徐々に侵食されていくような、無くなっていくような感じがして、それで助けを求めても、相手にされなくて、ますます孤立を強めてしまった。

あなたが本当に求めていたのは、怒りを発散する場所ではなくて、その寂しさを埋めてくれる時間や場所だったのではないですか?』

『桑野さん、私ね、途中から怒りの話がなくなったら、何を話したらいいか分からなくて怖くなってたんですよね、、、、

それがなくなってしまったら、私の気持ちが言える場所がなくなってしまうような気がして、聞いてもらえる場所がなくなってしまうような気がして、』

『寂しいと言えないから、怒りの感情を作り出してしまう。

でも、その怒りをどうにかしようと思っても、いつまでも消えなかった。

カウンセリングでは、口には出さなかったけど、怒りの感情の裏に隠された『寂しさ』が求める安心感を感じられるようになって、ようやく自分の本当に気持ちに気付けたのでしょうね。

あなたはその寂しさをどれくらい我慢して生きてきたのでしょうか?』

そのクライアントさんとは、

そこから「寂しさ」について話をしていきました。

消えない感情は本当の気持ちを知るサイン

私たちはこのように、

自分の本当の感情が見なくなってしまうことがあります。

でも、

そうやって生きていくしか出来なかった理由があるのかもしれません。

この感情は、

何の為に私に必要だろうか?

そうやって、

消えない感情に聞いてみてください。

「寂しい」と感じなくていいように、

『怒り』の感情を使ってます。

上の例のようなこともあるでしょうね。

なかなか感情が消えないのなら、

消えないことで何かを守っている、何かの役に立っている

こともあるんですよね。

そこから自分の本当の感情を見つけていくヒントになります。

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