現在のパートナーでは満たされない気持ちがあるけれど、夫や彼氏のことは嫌いなわけじゃないんですよね。でも、何か物足りない。
だから、その物足りない「何か」を埋める相手を求めてしまいます。
性的な関係になることもあれば、プラトニックな関係の場合もあります。
夫(彼氏)には言えない話が出来たり、甘えることができたり。
また、直接的な交流はないけれど心の中でその相手を想っているだけで安心できるパターンもあります。
肉体関係はないけど、夫(彼氏)よりその人のことを考えていることもあるので、「カラダの浮気じゃないけど、、、心は、、、」と悩まれる方も少なくありません。
満たされない気持ちは役割が固定されるから!?
私たちは「自立」と「依存」のバランスを無意識に取りながら生きてます。
めっちゃ頑張る時もあれば、めっちゃだら〜んとする時もありますよね。
二面性というか、異なる側面があって当たり前なんですよね。
仕事ではリーダーシップをとっていくけど(自立)、プライベートは人任せ(依存)ということはあります。
パートナーシップは相互依存と呼ばれていて、お互いに甘えたり、支えたりを繰り返してながら入れ替わっていくその関係性を理想とします。
いつも自分だけが頑張っていればストレスを抱えてしまうし、相手に何かしてもらってばかりいたら無価値感を感じるかもしれません。
夫(彼氏)以外に相手を求めてしまうのは、自立や依存が固定されている場合がほとんどです。
満たされない気持ちを満たしてくれる先を求めるのです。
例えば会社で強面の上司が夜のお姉さんがいるお店では、甘えん坊になることがあります。
会社では自立、夜のお店では依存することによってバランスをとっているのです。
パートナーシップの場合は、この依存と自立の関係が固定されて慣れてしまったことが原因な場合もあります。
新鮮さがない。
大切に思っているけどドキドキはしない。
夫や彼氏を好きな気持ちはあるけれど、それだけでは満たされません。
実は心の距離が近いからハードルも高い
まずは夫や彼氏に対して
自分が頑張すぎている(自立)のか?
それとも甘えすぎている(依存)のか?
そこを見極めていくことです。
夫(彼氏)の前で頑張りすぎているから、何でも受け入れてくれる(依存できる)相手を求めてしまうのか?
夫(彼氏)が何でもしてくれるから、そこに無価値感を感じて自分が何かしてあげられる(自立できる)相手を求めてしまうのか?
それをしっかり判断していくことです。
解決策として夫(彼氏)との関係性を変えていくこと、固定された自立と依存の関係を緩めていくことです。
それにはちょっとした勇気がいります。
今までしてこなかったコミュニケーションが必要になっていきますからね。
深い話をすれば本命だからこそ、ハードルが高いことがあるんですよね。
距離が近いからこそネガティブな感情もポジティブな感情もあって、諦めや恥ずかしさもありますからね。
関係性や立場が固定されていることに不満はあるけれど、そのハードルを乗り越えるよりも第三者に意識を向けた方が楽ということもあるんですよね。
ある意味、第三者の相手を求める方が簡単なんですよね。
だけど、そこは簡単かもしれないけど、罪悪感を抱えてしまったりとスッキリはしないですよね。
新鮮な関係でいられるために
長く続くパートナーシップは、お互いの距離がどんどん近づいていきます。
それは自立と依存を交代しながら自己開示していく作業でもあります。
両親との関係が恋愛に大きく影響していることがありますが、その両親との関係では作り出せなかった関係をパートナーとは作っていきますからね。
時にはリスクと取る時も、今までまったく違うやり方をしなければいけない時もあります。
パートナーシップは同じ感覚を共有します。
あなたが何か満たされないと思っている時は、実は相手も何か満たされない気持ちがあります。
ふたりの関係をより刺激的で新鮮なものにするためには、その満たされない気持ちを埋め合うコミュニケーションをすることです。
ポイントは満たさなれない気持ちを不満というネガティヴなエネルギーで伝えるのではなくて、相手も
自分も満たしてあげたい愛のエネルギーで伝えていくことです。
それは気持ちの面も大切ですし、言葉選びや伝えるタイミングなどコミュニケーションの仕方も大切になっていきます。
少し難しいかもしれませんが、そこで勇気とコミュニケーション仕方を会得できれば、いつまでも満たされたパートナーシップを得ることができます。
先日の記事の内容に似てますが、満たされない気持ちを不満ではなくて愛で満たしあえる関係になれると、どんどんそれが加速していきます。
小さなサイクルを回し始めると勢いがついていきます。楽しくなっていくんですよね。
止まってしまったサイクルを回し始める時が一番労力もいて、勇気もいります。
パートナーシップはお互いの役割が固定されてしまうと新鮮さも刺激もなくなっていきます。
しかし、その役割を何度も作り直しながら、お互いへの信頼を深めていくといつまでも新鮮な感覚を感じ続けることが出来ます。
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