こんにちは、桑野量です。
今日はタイトルのまんまなんですけどね。
自立が強過ぎると恋愛相手を求めていても、自分を気に入ってくれた人や近づいてくる相手が依存してくるように見えて、テンション激萎え案件になります。
やっぱいい男いねぇじゃねえか!
そうやって毒を吐き散らす結果になります。
自分よりも完璧な男性、自分よりも強い男性をずっと探していきます。
「俺より強い奴に会いにいく!」と。
これはストリートファイターのキャッチコピーとして使われた言葉です。
ストリートでファイトするなら、その意気込みもいいかもしれません。
でも、恋愛においてはこの意気込みは恋愛相手の候補すら見つからずに彷徨い続けることになります。
矛盾する気持ちを抱えて
さて、そもそも自立していたい気持ちとパートナーに寄り添ってもらいたい気持ちは、それぞれ違うようで同じようで、、、「結局どっちなんだい!!」と、自分にツッコミたくなると思います。
極端に言えば、自立が強いことは「私、一人で生きていってやんぜよ!」ですからね。でも、パートナーが欲しい気持ちは「誰かそばにいてほしい」です。
ただ自立したくて自立しているわけじゃないんですよね。
繊細な自分を守るために、傷付いた自分を守るためにと。
そう根本的には、パートナーに守ってもらいたい気持ちや側にいて欲しい気持ちに通じるものがあるのです。
自立を手放せない理由
「だったら自立を辞めたらいいじゃん!」と思うわけですけど、それがうまくいかないんですよね。
「自立をすぐに辞められるなら、さっさと辞めとるわ!」と。
男性への怒りがバチクソに溜まっているかもしれません。
恋多き女として隠していたけど、実は初恋の傷がまだまだ痛むかもしれません。
また、自分が新しいパートナーを作ったことで、子供(家族)を傷付けた罪悪感を許せていないかもしれません。
本当は恋愛する準備が
「俺より強い奴に会いにいく!」の恋愛パターンを持ってい人は、男性への不信感があるわけですが、それは裏返せば自分への不信感でもあるかもしれません。
ちょっとだけチクリと聞こえるかもしれませんが、「もっと強いやつ!もっと強い奴をよこせよ!」と対戦相手を選び続ける間は戦うことを避けることができます。
これは恋愛も同じですよね。
「もっといい男よ!やってこんかい!」と選び続ける間は恋愛は始まらない。
恋愛で傷付くことも、傷付けることも避けることができます。
つまり、本当は恋愛する準備が整ってないんですよね。
見たくない傷を癒すチャンス
自分の中にある傷を見たくないから、外に向けて「俺よりもっと強い奴!」を探しているわけですね。
自分の傷を見なくてもいいし、恋愛を始めなくても済みます。
恋愛相手を探しているようで実は探していないわけですからね。
でも、逆に言えば、その見たくない傷を癒すことができれば、パートナーを探しているフリではなくて、本当に見つけることができます。
「いい男いねぇな!もっと強い奴寄こせよ!」と言っている時は、実は恐れている時ですからね。
その恐れのサインを出している傷を癒していく方向へとシフトチェンジです。
本当に恋愛パートナーが欲しいなら。
でも、どう癒すのよ!?
これが気になるところですよね。
外科手術と同じなんですけどね。傷を癒すためには傷口を見せる必要があります。
きっとこのブログを読んで、自立も強い方は、ひとりで出来る範囲の癒しはやってきたと思います。
だからこそ「恋愛しようかな」と許可はある程度降りているわけです。
でも、心の傷は「見られること慣れていく」「見られることを信頼していく」過程が必要なんですよね。
関係性で傷付いた傷は関係性が癒していくれるわけですからね。
そこにチャレンジしていく段階です。
でも、いきなり恋愛相手にそれを求めてチャレンジをするのはやっぱりリスクが大きいです。
「信頼できる相手と思っていたらカラダ目的だった!」みたいなことがあったら、最悪ですからね。傷口に大量に塩をねじ込むことになります。
恋愛相手ではなくても、まずは信頼できる相手や安全な場所で自分を見られていく練習はしていきましょう。
ポジティヴな投影について
ちょっと意味が分からないと思うので、具体的な例を出していきますね。
失恋を機に傷付いた心を癒すためにカウンセリングを受けてきた人が、女性カウンセラーから男性カウンセラーへと相手を変えることがあります。
そうやって僕の元へやってくる方もいます。
それは自分の傷を同性に見せることで安心感を感じてきて、今度は男性に見せることへの許可が出てきているわけです。
「ちょっと男性にも話を聞いてもらおうかな?」とね。
また、すごく年の離れたカウンセラーに相談していたのを、自分の年齢に近いカウンセラーに相談するようになることもあります。
どうしても自分の恋愛対象に近い相手だと、それまでの恋愛を相手に投影しやすくなりますからね。傷が深い時はそれがマイナスに働いていきます。
「男なんてどいつも信じられない!」とね。
だから、その場合は自分が安心感を感じやすい相手に相談した方がいいです。同性や年齢が離れた相手(恋愛相手よりも優しい父や保護者を投影できる相手)ですね。
でも、傷が癒えてくるとポジティヴな投影が起きていきます。「この人も大丈夫なら、恋愛しても大丈夫かも!」みたいにね。
いじめられた子供達にすぐに同じ年齢の友達を作ろうと思っても難しいことがあります。
歳の離れたお姉さん、お兄さんの友達を作って安心感になれてから、徐々に同世代の友達を作っていくことがあります。そんな感じですかね。
あなたが安心感を感じる相手を増やしていきましょう。
そのうちに「俺よりも強い奴に会いにいく!」ではなくて「ちょっとダメでもそこが愛らしいかな」と思える相手と恋愛していけるようになります。
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