ちょっと表現が難しいのですが、パートナーとうまくいかない原因に「舐められたくない!でも、甘えたい!」みたいな一見相反する心理がありまして。
もちろんパートナーの舐められるのは嫌ですよね。でも、それに男性への競争意識(女性への競争意識)や抑圧された怒りが影響している場合があります。
相手はただ普通に接しているのに(もしくは優しく接しているのに)「うん?おいおい!私をバカにしようってか!?このやろう!」みたいなピリピリモードを発動します。
こっちがピリピリモードを発動すれば、相手はそのピリピリに触発されて「なんだよ!?」と、ヤンキーが道で睨み合うようにバチバチな空気が流れていきます。
また、相手が萎縮していくパターンもあって、あなたのピリピリモードを察知して、すごく弱気な態度や何も言わない状態になっていきます。それはそれで、「なんで萎縮してるの!?は!?私が悪いってわけ!?」とイライラしていきます。
「お前がもっとしっかりしろよ!」とさらにピリピリして、変な空気になっていきます。
決して仲良くないわけではない
このようなことが起きるカップルは決して仲良くないわけではありません。
本当に仲良くなければ、ここまで関係になる前にもっと冷たい空気が流れます。関係が冷めすぎて喧嘩できない距離か、または不倫や浮気などの距離のある関係を保ちます。
相手のことを信頼しているから「頼りたい!!」でも、それまでの人生経験から「舐めてもらっちゃ困るぜ!」となってしまうのです。
これがセックスレスのような問題に繋がることもありますし、やっと攻略して彼と結婚がなかなか遠いみたいな案件にもなります。
本当は甘えたい
そもそも甘えたいし、頼りたい。
それまで他の人には見せれなかった気持ちも見せたいし、よしよしして欲しい。
でも、今までそれをしても裏切られたり(失恋したり)、うまく表現できなかったりして、自分でもどうしていいか分からないんですよね。
その状態が強くなると、そもそも恋愛はしない!興味ない!パートナーはいるけど仕事が大事じゃい!となることもあります。
めちゃくちゃ寂しいし、実は傷付いているんですよね。
その傷ゆえに臆病になってしまうし、競争してしまうわけなのです。
そのイライラは目の前の相手と関係ない!?
イライラやピリピリモードは、目の前の相手と関係ないことも多いわけです。
そのイライラを相手を説得することや変えることで、どうにかしようと思っても、うまくいきません。
うまくかないから、さらにピリピリしてしまうし、自己嫌悪を強めてしまいます。
傷を優しく包んでいきましょう
毎度のようなオチですが、結局は自分の傷を癒していくタイミングなんですよね。
なぜ、相手を競争してしまうのか?
なぜ、素直になれないのか?
兄弟間で比べられたり、女だから(男だから)という理由で嫌な思いをしてきたりして。
「女は損をする(男は損する)」
「信頼したら裏切られる」
「失恋した(離婚した)時の痛みを忘れたのか?」
いろいろなエゴの声が騒ぎ始めるわけですね。
ほとんどの人はエゴの声と向き合いたくないから、パートナーを変えようと思ったり、仕事に意識を持っていたり、別の問題を捏造してしまうわけです。
傷を癒すのは言い換えれば、自分に優しくしてあげることですからね。
もう自分に優しくしてあげてもいいんじゃないでしょうか?
ひとりで難しいなら一緒にやっていきましょう。
桑野量の予約状況やカウンセリングのご利用は以下のボタンよりご確認ください。