桑野さ〜ん!!
このまえの記事を読んで質問があります!
私はバツイチで。今付き合っている彼とも紆余曲折がありまして(本当に波瀾万丈)やっと今いい感じなりました。
彼はめっちゃ野良猫タイプで逃げる!引きこもる!拗ねる!のオンパレードした(桑野さんの記事を参考にさせてもらいました。)
でも!!!
やっと「彼と結婚もあるかも!」と幸せな日々を過ごしていたのにモヤモヤと私の中で嫌な感じが出てくるのです。
そんなトゲトゲになった私でも彼は受け止めてくれますが、このままではヤバい!とすごく不安です。
昨日の記事で、「結婚は離婚へのカウントダウン」とあって、「これも私も思っているかも!」とビキン!と来たので、すぐにメッセージを送らせていただきました。
頑張って彼との関係をここまで来れたのに、自分で壊したくないです!!何かアドバイスをください!!
年が明けたらカウンセリング受けさせていただきます!
それまでアドバイスを守りにします!
(Tさま)
メッセージありがとうございます!
先日アップしたばかりの記事ですね!
(記事はこちら)
すぐに読んでいただきありがとうございます。そのままメッセージ送ってくれるパワフルさで、野良猫な彼も手中に収められたのかなと思います。
うまくいくから感じる不安と焦り
昨日の記事では、両親の離婚が影響しているケースでしたね。
もちろん自分の離婚経験が影響していることもあります。
手のかかる彼との恋愛はT様がおっしゃる通りに波瀾万丈ですよね。でも、それがかなりの刺激になって、「ネガティヴな私」を封印できる理由になっている場合があります。
激辛スパイスのカレーを食べて、パワープレイでテンションを上げるようなものですね。また「彼を何がなんでも手に入れてやる!」と目標(野望)が少々のことではへこたれない自分を作り出してくれます。
でも、やっと彼を攻略して、幸せをゲットしていくと、それまで激辛スパイスで抑え込んでいた「ネガティヴな私」が顔を出していきます。
結婚への不安、過去の離婚の失敗感、孤独感、罪悪感などなど。
一度は完全にケリをつけたつもりでも、心の奥底にこびりついた焦げのように、嫌〜な匂いを醸し出します。
ここでパートナーにぶつける、ひっそりと夜中1人で不安になる、仕事をハードモードにする、スケジュールを埋めまくる、他人の恋愛のお世話をする、などなど。
その嫌〜な匂いを回避しようとするわけです。でも、自らの心の奥底からその嫌な匂いが出てきているので、どこまでも逃げ切ることができません。
「やっぱり私が私の過去と向き合うしかないのね」と、腹を決める必要があるんですよね。
ちょっとした補足ですが、パートナーがまだ嫌な奴のままだった方がある意味では救われるんですよね。自分と向き合わなくていいし、そのモヤモヤな嫌な匂いを「全部あいつのせい!」にすればいいですからね。
しっかり休めてますか。
嫌〜な匂いをする元を取り除く必要があるので、自分を向き合っていく必要はありますよね。でも、それが苦手なんですよね。
自分でできるよならもっと昔にやっていたと思います。
自分で思っている以上にしんどいし、きつかったし、心が傷付いたんだと思います。傷と向き合って癒していくよりも、野良猫の彼を追いかける刺激で誤魔化さなければいけないほど、どうしようもなかったのかもしれません。
人はしんどすぎることがあった時に、心が完全に回復するよりも早く動き出すことがあります。心のHPが5%でも回復したら、とにかく動いてしまうのです。
ボロボロになり過ぎて、このままでは2度と立ち上がれなくなる。
そんな気持ちから動き続けることで安心感を感じようとします。でも5%しから回復してませんから、すぐに力尽きます。そしてまた5%回復したら、動き出すを繰り返していきます。
「パワフルだけど、長続きしない!」
そんな感覚がするかもしれませんね。
「しっかり休むこと!」が大切なアドバイスになります。でも、それができないからツラいんだぜ!ってなわけですよね。
勝手な一言ですが。
ここからは僕の勝手の憶測ですが。
Tさんはきっと恋愛だけじゃなくて、いろんな場面でそうやって頑張ってきたのかもしれません。
家族のことや友人関係でも嫌なことがあったら、ネガティヴな自分に寄り添うことよりもパワフルモードに切り替えて乗り越えてきたのだと思います。
それも大変な道だっと思います。
そのやり方を決して間違いとは言いません。でも、それ以外のやり方を手にする時なのかなと思うのです。
パワフルさで誤魔化すのではなくて、自分に痛みに寄り添う時間を作っていく。
傷付いた心だけではなく、自分を責めてしまう気持ち、周りを恨みたくなる気持ち、今まで抑え込んできた不安や怒り、自己嫌悪が一気に出てくるかもしれません。
怖いですよね。すごく怖いと思います。
パワフルさで隠してきたけど、怖がりな女の子を守るためであったのかなと。
自分の中にある恐れを自覚することは、弱くなった気がするかもしれません。
でも、それは弱さではありません。
恐れを知ることは愛を受け取ることです。
傷付いた自分を愛していくことです。
これが簡単なように思えてしんどいです。
だって、「愛されるような私ならこんなしんどいことが起きなかったのに!」
そんな気持ちが出てきますからね。
でも愛していいんですよ。愛してあげてください。
過去の傷は痛みを教えてくれているのではなくて、愛することを教えてくれているのです。
どんな風に自分を愛してあげますか。
今日の1日を、この瞬間を、寂しくなる夜を、どう愛してあげますか。
自分を愛してあげよう!
そんな気持ちで過ごしてみてください。
手のかかる野良猫の彼に安心感を与えることができたわけですからね。
今度は自分の番です。
桑野量の予約状況やカウンセリングのご利用は以下のボタンよりご確認ください。