惜しみなく愛することは、時にとても怖い。
全力で愛したいと思っても、愛することも、許すことも、受け入れることも、信じることも躊躇してしまう。
思い切って愛することが出来ない。
自らの愛の価値を疑ってしまう
愛することにコミットしても、その寸前で怖くなるのは、自分の愛への疑いが始まるから。
「私の愛が伝わらなかったらどうしよう、、、」
「全力で愛して何も変わらなかったらどうしよう、、、」と。
その恐れが全力で愛することに急ブレーキをかけます。
愛の取引を始めたり、相手を試す行動の原因になります。
「あなたが態度を改めたら私も愛してあげるのに」
「〇〇してくるまで、あなたを信用しない」と。
この恐れは臆病だから出てくるのではありません。
かつて全力で愛した過去があって、その時の痛みをまだ背負っているからです。
例えばそれは『もう忘れたはずの失恋の傷』や『母親との間で出来た葛藤の痛み』です。
全力で愛することにコミットした瞬間に、過去の古傷が痛み始めるのです。
「あの時も上手くいかなかったよね?本当に信頼して大丈夫?」
「お母さんとも結局分かり合えなかったよね?血の繋がりがあっても上手くかないのに、本当に彼を信頼していいの?今度失敗したらまた一人ぼっちになるよ?」と。
愛したいのに、愛することが怖い。
かつて全力で愛した過去があるからこそ、この恐れを抱えてしまいます。
恐れを手放すために
目の前に相手によって引き起こされているのか?過去の経験から引き起こされているのか?自分の感情を整理することです。
もちろん、現在の相手にも何かしらブレーキをかけたくなる原因もあるかもしれません。
愛することへのブレーキが、現在の相手が理由なのか?過去の痛みが原因なのか?カウンセリングでは、ゆっくりと整理していきます。
この恐れと向き合うことがきっかけで、隠れていた過去の痛みに気が付けることがあります。
恐れが過去の痛みが癒されるタイミングを教えてくれるのです。
愛することに許可を出していく
過去の傷が整理されていない状態(怒りや悲しみを抱えている状態)では、愛することよりも、相手を試すことや駆け引きにエネルギーを使ってしまいます。
試し行動や駆け引きをすれば、疑いも恐れも強くなりますからね。
愛することへのブレーキを強くする結果になります。
過去の痛みの檻に囚われている自分を解放してあげましょう。
過去の悲しみを癒していく。
過去の怒りを手放していく。
愛することに一歩踏み出していく。
愛することが怖くなった時は、過去の痛みを癒すタイミングなのです。
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