普段は仲がいいのに、結婚、転職、同棲、出産、旅行など、大きなイベントを迎えると関係が悪くなるケースがあります。
人生の一大イベント前に、パートナーとの関係が悪くなると、気分のアップダウンもより激しくなります。普段なら許せていることも、ついイライラして怒りをぶつけることもあるかもしれません。
今日はこのケースについて掘り下げていきます。
目次
不安が強くなるとこだわりも強くなる?
私たちは不安が強くなるとこだわりも強くなります。
自分のやり方や考え方に固執しやすくなります。
子供が初めての場所に出掛けていく時に、お気に入りのお人形を持っていくものだと思ってください。お気に入りのお人形があることで安心しますよね。
お気に入りの人形が、自分のやり方や考え方に変わっただけです。
大きなイベントの前には、不安も強くなります。初めてのことなら尚更です。
「どうしたらいいのかな?」「ちゃんとできるのかな?」と不安が強くなるほど、安心できるお人形が欲しくなります。自分のやり方や考えに執着します。
自分のやり方にこだわるとコントロールも強くなる
自分のやり方にこだわっていくと、相手をコントロールする欲求も強くなります。
相手のやり方よりも、「自分のやり方」を優先してしまいます。
相手が持っているウルトラマンのフィギュアよりも、自分が持っているお人形の方が安心感を感じますからね。
相手のペースも、意見も、やり方も、自分に合わせるようにコントールしてしまいます。
相手はコントロールされると抵抗が出てきますからね。少しずつ関係がギクシャクし始めます。この時点では問題が表面化していない場合もあります。
相手があなたのやり方に合わせてくれる場合もありますからね。
コントロールしている時は、共感がなくなる?
でも、コントロールの状態が長く続と、共感や受容がなくなっていきます。共感も受容も簡単に言えば、「相手を受け入れる」ことですからね。
自分のやりかたや考え方を優先している時は、相手の意見や考えを受け入れることは少なくなります。
コントロールされるし、受容も共感もない。
相手は寂しさや不満を大きくしていきます。それが些細な言葉や態度をきっかけに爆発して大喧嘩に発展する事態になります。
今まで我慢して合わせてくれた場合も、ここにきでドカンを爆発します。
自分の不安をコントロールで解消しない
大きなイベントを前に不安になることは自然なことです。
でも、その不安を相手をコントロールすることで解消しようとするなら、うまくいきません。無意識にやっている場合も多いので、気が付けないこともありますけどね。
大きなイベントを前に、いつも繰り返してケンカをするなら、まずは自分の不安に目を向けていきましょう。
・素直に不安を相手に伝えてみる。
・自分の心と向き合う時間を作る。
・誰かに話を聞いてもらう。
自分の不安に振りまされないためには、ちゃんと自分の気持ちを把握することです。
・何に不安を感じているのか?
・何が怖いのか?
・何を信じることができないのか?
整理していきましょう。
無意識のパターンを手放す
私たちは誰もが小さい頃から同じようなパターンを持つことがあります。
今はパートナーとの衝突かもしれませんが、かつては大事な試験前に親と喧嘩していたかもしれません。
相手を変えて、場所を変えて、同じようなパターンを繰り返していきます。
そのパターンを根っこから手放すことが出来たら、これからはそのパターンに振り回されることなく、新しい人生や人間関係を手に入れることが出来ます。
桑野量の予約状況やカウンセリングのご利用は以下のボタンよりご確認ください。