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燃え尽きって心の弱さでもなんでもない

「燃え尽き」はあまりいい言葉として使われないことが多いかもしれませんが。

ちゃんと「燃え尽きる期間」があってもいいように思います。

燃え尽きるくらいの熱量がそこにあったわけですからね。

「何かしなくちゃ!」と無価値観から駆り立てられていると、燃え尽きることすら自分に許せません。

仕事も、恋愛も、「次に!急げ!」の標識ばかりに従っていれば、自分の心をロボット化しなければいけませんからね。

ロボット化することを心の強さだと誤解してしまいます。

嫌なことがあってもすぐに次に進むことばかりが大切なわけではありません。

怒りも、悲しみも、後悔も、すべてに蓋をして進み続けなくてもいいし、燃え尽きて何もしたくない自分を許してあげてもいい。

調子の出ない日に調子を出させることよりも、やる気の出ない日にやる気を出させることよりも、何もしたくない自分を許してあげることを必要としている時もあるのです。

日本の電化製品が優秀すぎるのでしょうね。

何年も、何十年も、スイッチを付ければいつのように働いてくれますからね。

僕の家にあるテレビは15年を超えたベテラン選手でもあるにも関わらずリモコンのボタンを押せばすぐに反応してくれます。

15年もやっていれば、もう少しワガママに大物感を出してもいいのですが、1年目のように働いてくれます。

燃え尽きってどうゆう状態なの?ってことですが、
明日のジョーのように分かりやすい形で真っ白に燃え尽きたら分かりやすいのですが、現実世界ではそうはいきません。

怒りっぽくなったり、やっていること(生きている意味)を見出せなかったり、仕事のパフォーマンスが落ちたり。

パソコンのカーソルがくるくると回って、何も反応しなくなっていくように、かかりすぎた負荷を処理できなくなっていきます。

かかりすぎた負荷は物理的な仕事の量だけではありません。

自分自身への期待や心理的な競争なども負荷なんですよね。

恋愛でも同じようなことがあって、一生懸命やっているけど、ときめきを感じられない状態になっていきます。

頭で恋をして、心は何も反応しなくなっている。

でも、目の前の相手を追いかけてしまうし、相手の為に尽くしてしまう。

「本当に好きかわからない。」
「何をやってんだろう。」

でも泊まることができません。

「次に!急げ!」と何か得体の知れないものに駆り立てられてしまいます。

目に見えない精神的な負荷がかかりすぎているんですよね。

現在進行形の負荷もあれば、過去の未処理の負荷もあります。

パソコンも複数のソフトをダウンロードしながら、別の作業ができますよね。

でも、たくさんの仕事をしていると処理速度が落ちていきます。

「パソコンが重たい、遅い」と。

燃え尽きるには、燃え尽きるだけの理由があるわけですが、自分に鞭を打ってしまうのがハードワーク族なんですよね。

映らなくなったテレビの角を叩くように、自分のケツを蹴り上げるわけですね。

ただ処理するソフトが増えていくだけなので、パフォーマンスが悪くなります。

思うように成果が出ないから、またケツを蹴り上げてしまいます。

ちょっと話がずれますが、手のかかる相手に恋愛して、もうヘトヘトなのに、『大きな愛にならないと!』と自分のケツを蹴り上げるのは、果たして大きな愛でしょうか?

どんどん満たされない無価値観への沼に自分を追い込んでいるだけかもしれませんよね。

燃え尽きるだけの理由があるしたら、自分のケツを蹴り上げるよりも、そこに目を向けてあげるのが優しさではないでしょうか?

「自分に優しくしてあげてください」

そう言われてもピンと来ないことがあります。

「自分に優しく?どうゆうこと!?何言ってんですか?」と。

サンドウィッチマン状態です。

「ちょっと何言っているか分かんない」と。

「自分に優しくする」の意味が分からない時には、触れたくない感情があるかもしれません。

忙しく次々と新しいソフトをダウンロードしていれば、過去の感情や未処理の気持ちに触れなくて済むからです。

燃え尽きた理由に寄り添うことは、傷口に触れることで怖いんですよね。

でも、永遠に瘡蓋にならない傷を放っておくことの方が痛いですよ。

燃え尽きってのは、「癒される傷が待っているよ!」というサインでもあるわけなんですよね。

傷付いてない!そんなに弱くない!と果敢に進み続ける歩みを止める日があってもいいんですよね。

歩みを止めた自分を責めるのではなくて、理解してあげることです。

燃え尽きた理由は心の弱さでもなんでもありません。

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