・新しいことを始めたいのに動き出せない。
・今いる職場では物足りないけど、転職活動を始めることも出来ない。
・マンネリ化した彼との関係を次のステージへと進ませたいけど、動き出せない。
『動き出せない』をキーワードに、
様々な相談を受けます。
やりたいことも分かってる。
今の状況には満足してない。
ここから抜け出したい。
この感情から解き放たれたい。
分かっていても出来なかったり、
しようと思ったら、見えなくなったり、
例えば、
今の職場は収入的にも安定しているし、嫌いなワケでもない。
でも、毎日にハリがないというか、心が新鮮な気持ちややる気に満ち溢れてない。
でも、いざ何がしたいのか?
と自分に問いかけても分からない。
仮に新しいチャレンジを見つけても、
いや?自分はそれが本当にやりたいこと?
と二の足を踏んでしまう。
ということがあります。
2種類の動き出せない
『動き出せない』も大きく分けて、
2つのパターンがあります。
1つは、
頑張り過ぎて、エネルギーがなくなって、
何もする気が起きない。
目の前の仕事すら出来なくなってしまうような状況。
これはハードワークで、
心身ともに急激にストップが来たりします。
今まで普通に朝出社していたのに、
急に朝起きられなくなった。
そんな風に、動きたくても動き出すエネルギーが足りなくなってしまいます。
恋愛でも、
大きな失恋を経験した後は、
なかなか次の恋へと切り替えられないこともありますよね。
エネルギーが枯渇して、
前に進みだせない状況ですよね。
2つ目は
エネルギーが有り余ってるんだけど、
そのエネルギーの矛先が分からなくて、
日々悶々としてしまって『動き出せない』状況です。
1つ目と違って、
エネルギーが枯渇しているワケじゃないけど、
エネルギーのやり場がなくて苦しくなってしまいます。
そのエネルギーがその人の才能ややる気に注がれるのではなく、自己攻撃や他者否定に回ってしまいます。
今の会社で物足りないと思っているのに、
動き出せない自分は何をやっても中途半端なヤツだ。
こんなにセミナーを受けているのに、
何も変わり出せない自分はきっと何もできない。
こうやって自分を責めてしまったり。
この会社であの人は楽しそうにやって、
お気楽なものね。私みたいな悩みなんてないんでしょうね。
大した悲しみも知らないから、あんな風にすぐ次の恋愛にいけるのよ。
と相手を責めてしまったりします。
自己攻撃も痛いですし、
他者否定も罪悪感が生まれてやっぱり痛いです。
自分のエネルギーで、
自分を焼き尽くしてしまいそうで、
自分で自分の首を締めてしまっている状態です。
今日は、2つ目の後者のパターンのお話です。
卵の殻を破る直前が一番窮屈に感じる
エネルギーが有り余ってるいるのに、苦しくなってしまいます。
怒りとは、『やる気』のエネルギーでもあります。
スポーツ選手が試合前に『怒り』を使って、自分のモチベーションを上げたりしますよね。
もし、あなたが「なんとかしたい!」と思っていると、そのやる気にもっと火を付けるために、「怒り」のエネルギーが上がっていきます。
それが自己攻撃や他者否定となって、
ますます苦しくなってしまう時があるんですよね。
本当は、ダメ出しする必要もないのに、
やる気のエネルギーが有り余って、自分を攻撃してしまうのです。
それは変化の前触れなのですが、
今までは何とも思わなかった職場が、退屈に感じられたり、
これまでは良かったパートナーの関係がつまらなく感じたり、
何か良くないことの前兆のような、
段々とマイナスの方向に行っているような
誤解をしてしまいます。
その不快さ、居心地の悪さが窮屈に感じられるのですが、
卵の殻を破る時は、中のひよこは一番成長している時です。
だから卵を破って、
現状(殻)を打破することが出来ますし、
卵の中に居られるギリギリのカラダのサイズなので、
一番窮屈に感じられます。
変化の直前だから、
窮屈さ、閉塞感を感じるのですが、
人間には卵の殻がありませんよね。
何を破っていけばいいのか分からないのです。
この場合、
現実にある外の世界を変えようとするのでなく、
心の内側にあるこだわり(執着)の殻を破ることがポイントかもしれません。
ひよこは、
卵の内側の世界から、まったく見たことのない卵の外側の世界に飛び出します。
もしあなたが行き詰まりを感じているのならば、
心の内側にあるこだわり(執着)の殻を破って、
新しい自分に生まれ変わるタイミングなのかもしれません。
周りの世界を頑張って変えようとしてみるのもいいかもしれませんが、
あなたが窮屈に感じてしまうその理由は、
心の中に探索しに行ってみてもいいんじゃないでしょうか?
いつもと違うやり方で、
気持ちが前に進まない時は、
環境を変えてみる。
環境が変わらない時は、
心の内側を変えてみる。
それは、
あなたが今まで頑張ってきたやり方とは、まったく違ったやり方が必要なタイミングかもしれませんね。
私達は、
ココロとカラダの成長過程で、
いろんなやり方を身に付けて、
いろんなやり方を手放していきます。
赤ちゃんはお腹が空いたら泣きますが、
私達はお腹が空いても泣くことはありませんよね。
『変化』とは、
今までのやり方を手放すことから始まるのかもしれませんね。
桑野量の予約状況やカウンセリングのご利用は以下のボタンよりご確認ください。