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傷つく環境から離れられないのは、罪悪感や無価値感から自分をいじめているからかもよ

例えば、「私はもっと頑張らなければいけない!」という思い込みから、自分を大切にしてくれない環境、自分を蔑ろにする人間関係から抜け出せないことがあります。

自己イメージに合った環境や人間関係を手放すことができません。

頭では分かっている場合もあります。

このまま彼としても幸せになれない」

こんな環境で働き続けたら精神的にまいってしまう」

母親に振り回されてばかりでは自分の人生を生きれられない!」

でも、その環境や関係から抜け出そうとすると、罪悪感や無価値感がむくむくと顔を出してきます。

罪悪感が先か、罪悪感は後か?

たまごが先か?にわとりが先か?」ではないですが。

罪悪感から私たちは自分を罰する過酷な環境に身を置いてしまうし、その環境から離れることにも罪悪感を感じさせます。

罪悪感でサンドイッチ状態なのです。

過酷な環境にいる理由も罪悪感、抜け出せない理由も罪悪感と。

無価値感のサンドイッチパターンも

これを無価値感に当てはめたら、しっくりくる方もいるかもしれません。

私なんかどうせ、、」

どこにもいても役に立たない」

自分を大切にしてくれる人なんていない」

罪悪感と無価値感の言葉の使い分けがややこしいですが、こんな感じで区別していただくと分かりやすいかもしれません。

罪悪感:罰を受けなければいけない(幸せになれないという罰)

無価値感:私は愛されるはずがないだから幸せになれない!)

罪悪感や無価値感が引き起こす思い込み

無意識なんですけどね。

私たちは罪悪感を抱えて、その影響を受けている時に、自らの幸せを選択することに罪悪感を感じてしまいます。

そして、しんどいけど、その状況に居続けることが「愛」「自己成長に必要なもの」と勘違いしてしまいます。

例えば、自分を大切にしてくれない相手との恋愛でも。

この相手を愛せないのは私の修行が足りないからだ!」

私が愛せないのが悪い!なんて愛のない人間なんだ!」

「ここで相手から逃げたら、私も何もできない人間のままだ」

この相手を捨てるなんて、相手が可哀想すぎる!私は悪い人間だ!」

こんなふうに考えてしまいます。

もちろん、そこには相手に対する愛もちゃんとあるかもしれません。

でも、自分を過酷な環境に置くために「愛」や「自己成長」という言葉で、自分の心を無理やり抑えつけている場合があります。

自分を大切にする選択肢にも罪悪感を感じていきます。

罪悪感の手放し方

では、罪悪感をどうやって手放していきましょうか?

そもそも罪悪感とは、「誰かを傷つけてしまった」「誰かを救えなかった」という愛情から生まれていきます。

罪悪感は愛がある限り感じてしまうものです。

だから、罪悪感を手放すことは愛を捨てる錯覚をしてしまいます。

でも、罪悪感を手放すことは、罪悪感として自分を責めることで、愛を捨てることではありません。

まずは、罪悪感の裏にある愛を見出して、その想いを適切に受け取ることです。

カウンセリングでも、罪悪感に埋もれてしまった愛を見つけていく作業をサポートしていきます。

罪悪感は罪悪感を増殖させるように、愛もまた愛を増殖させていきます。

それは自ら傷付きながら「誰かを愛する」「何かに耐える」ということではなくて、相手を大切に思うならまずは自分も大切にする。

罪悪感から見失っていた自分を愛することを再発見していくことです。

無価値感の手放し方

無価値感の裏側には「愛」があるんですよね。

そもそもネガティヴな感情の裏には愛がありますからね。

大切な人から大切にされない。

信頼している人から信頼されれない。

愛している人から愛されない。

そこに無価値感は発生していきますからね。

だから、無価値感を手放すためには

愛を受け取りましょう!」

自分の価値を受け取りましょう!」

と言われます。

もちろん、そのアプローチでもいいのですが、「それが出来れば苦労しないぜ!」というか「この記事とかそもそも読んでないぜ!」だという方もいますよね。

「待ち」の姿勢から抜け出す

無価値感が強い時は、実は「待ち」の姿勢なんですよね。

愛されるのを待っているわけですから。

自分の感覚としては、「いやいや頑張っているぜ!」とか、「耐えているぜ!」と感じていると思います。

もちろん、頑張っているし耐えていると思います。ハードーワークの無価値感って方もいますからね。

でも、自分で自分を幸せにする行動や選択という意味では、ちょっと後回しになっているかもしれません。

無価値感から抜け出すためには、誰かに与えてもらうの「待つ」のではなくて、自分で自分に与えられること選択や行動をしていくことなんですよね。

諦めていることってありませんか?

自分で決断することから避けていることってありませんか?

ちょっと、それを掘り下げていく時間をまずはとっていきましょう。

まとめ

ちょっと難しく聞こえたかもしれません。

でも、極端な言い方をすれば、

どれだけ大変な相手でも何とか愛そうとしてきたでしょ?

どんな過酷な現場でも耐えて頑張ってきたでしょ?

じゃあ、もう自分を楽にしてあげてもいいんじゃない?

自分を大切にすることは誰かを傷つけることでも、途中で逃げ出すことでもありません。

十分にやれることはやったと自分を認めてあげることではないでしょうか。

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