「付き合い始めた時は違った、、」
「優しい彼が好きだったのに」
付き合いが長くなると、本性を出してきたのか?
夫の態度が上からで、マウンティングする発言を多くなった。
そんな悩みをカウンセリングで相談に来られる方は少なくありません。
夫から上からマウンティングする心理について解説していきますね。
心に余裕がない
仕事や家族などのストレスから心に余裕がなくなっている場合に、ツンケンした態度になることがあります。
別に相手は上から目線で話しているわけではないです。
でも、こちらの自己肯定感が低いと威圧的に聞こえて、結果マウンティングされているように感じてしまいます。
攻略ポイントは「自己肯定感UPと気にしない力」です。
もちろん、夫のストレスを聞いてあげて、楽にしてあげる方法もあるので、自己肯定感が低いと「助けたい症候群」を発動する可能性があります。
「相手を助けたい!」と思うあまり過酷な待遇でも耐え忍んで、相手に尽くしすぎてしまいます。
気付いたら、2人とも精神的にボロボロになってしまうので注意しておきましょう!
不平不満がある
不平不満があるにも関わらず、それを建設的な方法でコミュニケーションできないタイプも、上から目線な態度になることがあります。
「俺は我慢してやってるけどね!」
「いつも好き勝手にさせてあげてるじゃん!」
上の発言を読んだだけでイライラが湧いてくると思います。
でも、夫は夫で我慢していることがあって、それをお互いにコミュニケーションできていないので、チクチクしたマウンティングになる場合があります。
攻略ポイントは「コミュニケーションの質を変えること」です。
普段は仲良しでも、ある瞬間に夫がマウンティングしてくることがあります。
この場合もコミュニケーションの量が足りているのですが、その内容を少し変える必要があります。
普段のコミュニケーションに隠れて言えてないことを伝え合うことが大切です。
きっと旦那さんも自分の気持ちをその分野では話すことに慣れていないので、少しずつコミュニケーションをしていきましょう。
「最近、すごくイラッとしてるように見えるけど、何か我慢してない?」
自分のメンタルが弱っている時は、その答えに怒りで反応してしまうし、相手が何も言わなくてもイラッとするかもしれません。
自分のメンタル面も整えておくのは大切です。
愛されたい(褒められたい)
このタイトルを見て「ふざんけんじゃねよ!」と思った方も多いのではないでしょうか?
「お前の、その態度で、どこが愛されたいんじゃ!!」と。
素直になれない強がりな方に多いパターンです。
自分に「興味を持って欲しい!」「もっと褒めてほしい!」そのニーズをネガティヴな形で表現してしまいます。
好きな子の前で素直になれずに、からかったり、イジワルしたりする小学生の大人版だと思ってください。
このような人は、他の人の前では誠実でおとなしくしているのに、妻の前だけでジャイアン化することが多いです。
なので「私のことだけ粗末に扱う、、、、」と感じて、「あれ私が悪いのかな?」と自己嫌悪の沼にハマっていきます。
攻略ポイントは「気にしない力と適当に褒めてあげる」です。
心を込めて褒めてあげた方がいいかもしれないですけどね。
上からマウンティングしてくる相手を褒めるのは、一回二回は出来ても、続かないんですよね。なぜならムカつくからです。
だから適当に褒めていきましょう。
このようなタイプの夫は一回大きく褒めても効果はあまりありません。
それよりも長い期間で、小さく褒め続けることで、態度を変えていきます。
自分の続けられるペースで、1日に何度か思ってもない褒め言葉を言ってみてください。
しばらくして効果が出て、気持ち悪いくらい懐いてきます。
「親密感の恐れ」の場合も
なつかれるのが気持ち悪くて、実は今の状態の方がいいと場合があるんですよね。
心理学的には「親密感恐れ」と呼ばれるものです。
家族の距離感がとおい状況で育っていると、誰かと仲良くなることに違和感を感じて無意識に距離を置いてしまうのです。
劣等感を感じている
相手を下げることによって、自分を持ち上げようとする心理ですね。
何か夫は、妻に対して劣等感を感じていて、それを感じないように、妻を上から目線で下に見ることで、心の安定させようとします。
でも、それは根本的な解決になってません。
途中で説明した「褒めてあげる」も効果はあります。
相手の自尊心を満たしてあげるわけですね。
でも、もっといい方法があります。
攻略ポイントは「めっちゃ幸せそうにする」です。
劣等感とは言い換えれば、無価値感なんですよね。
「自分には何の価値もない」「何の役にも立ててない」
しかも、目の前の妻をマウンティングしているので、妻も幸せそうじゃない!
「自分に関わる人は、何も幸せになってない!!!」
夫の態度が悪くて、自業自得なわけですが、より無価値感を強めていきます。
無価値感を癒してあげるのは、そばにいる人が幸せでいることです。
「自分の幸せを表現することは得意でしょうか?」
「喜んだら他の人に嫉妬されるんじゃないかと思ってませんか?」
夫がマウンティングするようになった要素として、妻のパターンが影響している場合があるんですよね。
「幸せになることの恐れ」
「嫉妬されることの恐れ」
それを手放して、自分らしく、好きに生きることチャンスでもあるわけです。
自分の本当にやりたいことに向き合ってみましょう!
まとめ
いろいろなパターンを見てきましてね。
共通するのは「肩の力を抜いてやってみる」ですね。
相手を変えようとして、一生懸命になるほど、早く結果を求めてしまいます。
また、変わらずにマウンティングしてくる夫にイライラしますからね。
自分のできるペースでちょっと変えてみる。
気分転換しながら、自分を大切にしながらチャレンジしていくのがおすすめです。
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