「付き合う前の期間が一番楽しい!」みたいなことがありまして、付き合えるのかな?相手はわたしをどう思っているんだろう?と考えている時が一番ドキドキできるんですよね。
でも、相手が自分のことを好きと分かったり、お付き合いが始まる雰囲気が流れてくると、「なんかもういいや」と急に冷めてくることがあります。
なぜ、このようなことが起きるのでしょうか?
結末が分かってドキドキしなくなる
一つは、吊り橋効果に似た作用なのですが、「付き合えるかどうか分からない状態」はドキドキするわけです。そのドキドキを「好きのドキドキ」と同じように感じているわけです。
でも、付き合えると分かったら、ドキドキしなくなりますからね。未来が分かってしまうので、すると「好きのドキドキ」も感じなくなります。
「あれ?思ったより好きじゃないな〜」と急に冷めていくわけですね。
結末が分かっているサスペンス映画ではドキドキしないように、2人の結末が分かれば、もうその恋のときめきが終わっってしまうのです。
買う前はめちゃくちゃ迷って、ずっとその洋服のことを考えていたのに、買ったら、あまり着なかったみたいな経験ありません?
ちょっとそれに似ているかもしれません。
手に入れられないから憧れるわけで、手に入れてしまえば憧れも薄れるわけですね。
ドキドキを長く味わう為に、自分を大切にしてくれない相手を選ぶこともあります。そのさきがどうなるか分からないですからね。ずっとドキドキできるわけです。そのドキドキが強くなるので、より相手のことを好きと感じていきます。
こうして、実る可能性がない恋愛に沼っていきます。
過去の失恋が癒えてない
このタイプに方は過去の恋愛の傷が癒えてないことが多いです。
大好きだった相手を別れて、その経験がその後の恋愛にも影響してます。
つまり「付き合えても、結局は悲しいラスト迎えてしまう」と、ネガティヴなイメージがあるわけです。
ですから、付き合えると分かった時点が恋愛のピークで、後はお別れまでのカウントダウンのように思えてしまいます。
「どうせ傷付くくらいなら、振られるよりも振る方が傷も浅くなる!」
そんな自己防衛反応も働いているんですよね。
本命とは別に保険の相手を作ることも
途中でも書きましたが、最初からうまくいかない相手を選ぶことがあります。
ずっとドキドキできますからね。
でも、それだけでは精神的にボロボロになるので、他に自分を慰めてくれる相手を作ります。
それが身体の関係もあるセックスフレンドであったり、精神的になんでも話せる異性の友達だったり、形は色々あります。
本命には恋愛のドキドキを、保険の相手には繋がりの安心感を求めているわけですね。
浮気や不安に影響する心理
不倫や浮気にもこの心理が影響していることがあります。
繋がりの安心感はあるけれど、ときめかないパートナーと、ドキドキを感じさせてくれる浮気相手で心のバランスをとっているケースですね。
パートナーはいい人だけど、物足りない。でも浮気相手は、その不足したドキドキ感を感じさせてくれる。
だからといってパートナーと別れることができないわけです。安心感の繋がりが浮気相手には感じられませんからね
過去の傷を癒すしかない
結局は、このパターンから抜け出すには、過去の傷を癒すしかありません。
それは恋愛の傷かもしれませんし、親との間にできた癒着の傷跡かもしれません。
安心感を感じさせくれる相手を信頼して心をゆるす。
過去の傷を投影せずに目の前にある幸せを受けとる。
過去の自己イメージを脱ぎ捨て新しい自己イメージを手にする。
過去の傷を癒していく中で、これらがテーマになってくるわけですね。
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